こんにちは。時短父さんです。
米国企業の決算発表ラッシュの確認に忙殺れていて、米IBM(IBM)とクレジットカードのビザ(V)が9月支払分の四半期配当を発表しているのに気付きませんでした。それぞれの権利落ち日と支払日、四半期配当額、配当利回りは以下の通りです。
IBM
権利落日 8月7日
支払日 9月10日
四半期配当 1.63ドル
配当利回り 5.20%
ビザ
権利落日 8月13日
支払日 9月1日
四半期配当 0.30ドル
配当利回り 0.60%
IBMは前回(6月支払)で増配を行っていますし、ビザは次回(12月支払)が増配のタイミングです。今回はどちらも配当額に前回からの増減はありません。少なくとも減らされなくて良かったです。
といっても、両銘柄ともすぐに配当が減らされるような危機的な状況にはありません。両銘柄とも4-6月では減収減益の決算となりましたが、まだ配当に手を付けるほどではない点は安心材料です。
第2四半期にIBMは1.52ドルの一株利益(報告ベース)を上げました。このままだと、配当性向は100%を超えてしまいますが、調整後の一株利益では2.18ドルとなっており、配当性向は74%となります。
また同期間のフリーキャッシュフローは22.9億ドルだったのに対し、配当支払額は14.5億ドルでした。キャッシュフローベースの配当性向は63%となっていて、問題があるようには見えません。むしろまだ増配余地は残されており、増配率は緩やかながらも引き続き連続増配年数を伸ばしていくことは見通せます。
5%を超える配当利回りはインカム投資家にとって、非常に魅力的であることは間違いありません。

ビザはどうだったでしょうか?
ビザの4-6月期は売上高が17%減少、営業利益と純利益は23%減少となり、一株利益は1.07ドル(予想1.03ドル)となりました。ビザが上場した2008年以降で初めて前年比実績割れとなったようです。あのビザがね・・・
それでも営業利益率は驚異的な62%ですし、売上高も純利益もしっかり市場予想を上回ってきた点は評価できます。経費削減が効いたみたいです。こんなに利益率高いのに更に削減できる経費があるんだからすごいよね。
で、配当性向は28%で、まったく問題なし。むしろもっと上げて!って思っちゃいます。
キャッシュフローベースで見ても、全く問題ありません。会計年度9ヶ月間累積のフリーキャッシュフローは77億ドルに対し、配当支払額は20億ドルです。率にして26%です。
しかもビザはキャッシュリッチな会社です。6月末時点でなんと139億ドルも現預金を保有しています。
こりゃ、多少のことが起きても、安泰です。
現在ビザは2009年から連続増配を維持しています。毎年の増配率は20%前後と驚くべきものです。驚異的な高さの営業利益率に加え、キャッシュをたくさん保有していることを考えると、今後もその勢いが衰えることはほぼないと言っていいでしょう。

配当利回りが低いからといって、ビザに投資しないのは、大きなチャンスを逃している可能性があると思います。キャピタルゲインとインカムゲインを両方追える数少ない銘柄かもしれないから。
今日もポチっとお願いします。
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米国企業の決算発表ラッシュの確認に忙殺れていて、米IBM(IBM)とクレジットカードのビザ(V)が9月支払分の四半期配当を発表しているのに気付きませんでした。それぞれの権利落ち日と支払日、四半期配当額、配当利回りは以下の通りです。
IBM
権利落日 8月7日
支払日 9月10日
四半期配当 1.63ドル
配当利回り 5.20%
ビザ
権利落日 8月13日
支払日 9月1日
四半期配当 0.30ドル
配当利回り 0.60%
IBMは前回(6月支払)で増配を行っていますし、ビザは次回(12月支払)が増配のタイミングです。今回はどちらも配当額に前回からの増減はありません。少なくとも減らされなくて良かったです。
といっても、両銘柄ともすぐに配当が減らされるような危機的な状況にはありません。両銘柄とも4-6月では減収減益の決算となりましたが、まだ配当に手を付けるほどではない点は安心材料です。
第2四半期にIBMは1.52ドルの一株利益(報告ベース)を上げました。このままだと、配当性向は100%を超えてしまいますが、調整後の一株利益では2.18ドルとなっており、配当性向は74%となります。
また同期間のフリーキャッシュフローは22.9億ドルだったのに対し、配当支払額は14.5億ドルでした。キャッシュフローベースの配当性向は63%となっていて、問題があるようには見えません。むしろまだ増配余地は残されており、増配率は緩やかながらも引き続き連続増配年数を伸ばしていくことは見通せます。
5%を超える配当利回りはインカム投資家にとって、非常に魅力的であることは間違いありません。

ビザはどうだったでしょうか?
ビザの4-6月期は売上高が17%減少、営業利益と純利益は23%減少となり、一株利益は1.07ドル(予想1.03ドル)となりました。ビザが上場した2008年以降で初めて前年比実績割れとなったようです。あのビザがね・・・
それでも営業利益率は驚異的な62%ですし、売上高も純利益もしっかり市場予想を上回ってきた点は評価できます。経費削減が効いたみたいです。こんなに利益率高いのに更に削減できる経費があるんだからすごいよね。
で、配当性向は28%で、まったく問題なし。むしろもっと上げて!って思っちゃいます。
キャッシュフローベースで見ても、全く問題ありません。会計年度9ヶ月間累積のフリーキャッシュフローは77億ドルに対し、配当支払額は20億ドルです。率にして26%です。
しかもビザはキャッシュリッチな会社です。6月末時点でなんと139億ドルも現預金を保有しています。
こりゃ、多少のことが起きても、安泰です。
現在ビザは2009年から連続増配を維持しています。毎年の増配率は20%前後と驚くべきものです。驚異的な高さの営業利益率に加え、キャッシュをたくさん保有していることを考えると、今後もその勢いが衰えることはほぼないと言っていいでしょう。

配当利回りが低いからといって、ビザに投資しないのは、大きなチャンスを逃している可能性があると思います。キャピタルゲインとインカムゲインを両方追える数少ない銘柄かもしれないから。
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