こんにちは。時短父さんです。

株式投資をしていると、常に付きまとう問題があります。

現金はいくら保有しておくべきか?というもの。

株式投資をするくらいだから、現金の持つ二面性を理解している方は多いと思います。

一つは、資産額の変動を抑制する緩衝材としての役目を持つ現金。例えば、株式資産1億円に対して現金ゼロの場合、相場が30%減ったら資産は直接3000万円減ってしまいます。しかし、株式資産7000万円、現金3000万円の場合なら、同じことが起こっても株式資産は2100万円の減少に留まります。

もう一つは、「今日の100円は明日の100円ではない」という言葉に代表されるように、(インフレ下では)現金を持っていてもその価値は下がるという問題があります。持っていてもそれ自身は増えていかないし、利益を生まない。さらにその価値は減る一方だと理解しているから、現金以外の資産に投資をするんですよね。

だから現金は持っているとある程度は安心だけれども、過剰に持っていてもその価値は目減りしていく一方だから、そこのバランスを取るのが難しいのです。

投資家・投資ブロガーによっては、生活防衛資金を確保した上で、資産額の10~30%程度の現金を保有しておくべきと主張される方もいれば、フルインベストメント(全額投資)を好む方もいらっしゃいます。

時短父さんは現在、生活防衛資金を除いて、証券口座内に約100万円の預り金を持っています。ざっくりと資産額の1割程度でしょうか。これをどう扱うべきか、実に悩ましいところです。

2020年7月預り金

現金100万円を目の前に、頭のなかには二人の自分が同居しています。

一人は私にこうささやきます。

「現金を口座内に寝かせているだけでは、利息はつかないし、配当も入ってこないぞ。これで株式を買ってしまえ。そうすれば、より多くの配当を受け取ることができる。もしかしたら、株価は更に上昇して資産額を押し上げてくれるかもしれない。実際、ここまで予想を上回る決算を発表した企業は相当あるし、予想を上回った企業の株価は上昇している」

ですが、もう一人の自分がこうささやきます。

「いや、待て待て。焦ってはダメだ。現金はある程度持っていた方がいい。何故なら、最近の株高は景気回復期待が先行していただけだから、第2四半期・第3四半期以降の業績が酷いと分かったら、株価は再び暴落しかねない。次に暴落した時に買いを入れるための余力を残しておこないと、3月の暴落で買い増しを思いきれなかった二の舞になる」

この問いに正解はないと思います。株価がどう動くかなんて、正直よく分かりませんし、予想もできません。

私が唯一できることは、予め決めたルールを守って投資を行うことです。そのルールとは、①毎月給料振込み後に15万円を入金する、②毎月2回10万円ずつ保有株を買い増す、③配当は再投資する、この3つです。

こうやっていけば、現金を一気に使ってしまうことはない一方で、一定の範囲で使う(投資する)こともできます。相場変動の緩衝材と買い付け余力を確保したうえで、株式を買わなかった時の機会損失をある程度回避することになります。慎重さと積極さを兼ね備えて投資をすることが良いような気がします。


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