こんにちは。時短父さんです。

米通信会社のAT&T(T)は2020年第2四半期の決算を発表しました。内容は減収減益だったものの、調整後利益では予想を上回るという、なんとも評価の難しい微妙なものでした。

売上高は409.5億ドルで前年比8.9%減少し、市場予想411億ドルを下回りました。携帯電話契約数や衛星放送契約数が減少し、新型コロナのインパクトもありました。

営業利益は35.3億ドルでした。前年比52%減です。各費用項目は前年並かむしろ減っていたのですが、impairments(減損)を23億ドル計上していました。これが費用全体を押し上げたようです。

純利益は12.8億ドルで、前年比65%減少しました(涙)。希薄化後一株利益は0.17ドルで、前年0.51ドルから大幅減となりました。

ただし、減損処理など一時項目を除いた調整後利益は0.83ドルとなり、市場予想0.79ドルを上回ることができました。(てか、アナリストさんたちは減損処理を予期してたってこと?)
【T】2Q業績推移


セグメント別では、携帯電話などの主力部門であるコミュニケーション部門の売上高は336億ドル(5.4%減)、有料ケーブルテレビ「HBO」などのワーナーメディア部門は68億ドル(23%減)、中南米で事業を行うラテンアメリカ部門は12億ドル(30%減)でした。
【T】2Qセグメント別売上高推移

コミュニケーション部門では携帯電話契約数が15.1万人の純減となりました。市場予想は6800人の純増たったらしいですが、大きく外しましたね。

ワーナーメディアは映画の公開延期などで新型コロナの影響は15億ドルに上ります。また衛星放送「ディレクTV」の契約者数は88.6万人減少しました。「HBO  Max」の契約数は第1四半期から約300万人増加しました。

気になるキャッシュフローですが、2四半期累積の営業キャッシュフローは209億ドル(17%減)、投資キャッシュフローは102億ドル(40%増)、フリーキャッシュフローは106億ドル(41%減)となりました。
【T】2QCF推移

AT&Tは同期間に75億ドルの配当支払いを、55億ドルの自己株式取得を行っています。キャッシュフローベースの配当性向は52%で、まだ余裕がありそうです。

AT&Tのバランスシートに大きな変化はありませんでした。相変わらず負債が多いままです。


主要な契約が軒並み減少し、売上高の減少が続くと、株主は保有株を手放したくなりますね。でもそんな時は、何故AT&Tを買ったんだっけ?と問い直してみて下さい。

元々キャピタルゲインなんか狙っていませんよね?大概は配当狙いだと思います。確かに利益ベースでは厳しいものとなりました。しかし、キャッシュフローベースでは、まだ配当支払いに支障が出る状況にはありません。

そして現在はAT&Tも構造改革の真っ只中だということも忘れてはいけません。状況を冷静に捉えて行きたいですね、


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