こんにちは。時短父さんです。

米食品大手のクラフト・ハインツ(KHC)の株価が、ここに来て勢いづいているのはご存知でしょうか?

17日の終値は35.065ドルと、2019年2月に36%の減配を発表して株価が大暴落して以来、1年5ヵ月ぶりの35ドル台を回復しました。今週だけで8%上昇しています(S&P500は12%上昇ですが)。

株価チャート2020年7月17日

クラフト・ハインツといえば、ブランド力の低下とコスト増、そして巨額の債務により、長期的に業績が低迷していました。バフェットも、この投資には「失敗した」と述べたように、クラフト・ハインツの業績立て直しは容易ではないと見られています。

それに伴って株価も低迷期が続いています。同銘柄をナンピン買いしていた時短父さんの損益もどれだけ傷つけられたことか。一時は何十万円という含み損を抱えていました。

そんなクラフト・ハインツへの市場関係者の見方は様々です。

6月22日にはゴールドマン・サックスがクラフト・ハインツへの投資判断を「中立」から「売り」に引き下げていました。下げた理由は、最近の好調は来年には萎むと見ているからです。

しかし、ここ数日間の株価はやや楽観的な動きとなっています。何故でしょう?

まず7月13日にモルガン・スタンレーが同銘柄への投資判断を「イコール・ウエイト」で据え置きました(目標株価は30ドルから32ドルに変更)。ゴールドマン・サックスによる引き下げの流れを汲むと見られていただけに、安心感が広がりました。

さらには16日にドイツ銀行が投資判断を大きく変えました。「ホールド」から「バイ(買い)」に引き上げた上に、「ホールド」の時は28ドルとしていた目標株価を、一気に38ドルに設定したのです。

こりゃ株価上がるわー!

Yahoo!ファイナンス(英語版)に投稿されるクラフト・ハインツ関連の記事もポジティブなものが多くなってきました。興味があったら読んでみて下さい。

Kraft Heinz Stock Could Reward Long-Term Shareholders

https://www.investopedia.com/kraft-heinz-stock-could-reward-long-term-shareholders-5071583?utm_campaign=quote-yahoo&utm_source=yahoo&utm_medium=referral&yptr=yahoo


Kraft Heinz Is Finally Ready to Make an Upside Move

https://realmoney.thestreet.com/investing/kraft-heinz-is-finally-ready-to-make-an-upside-move-15375317?puc=yahoo&cm_ven=YAHOO&yptr=yahoo


Kraft Heinz's Product Development & Pricing Efforts Solid

https://finance.yahoo.com/news/kraft-heinzs-product-development-pricing-130501170.html


毀損したブランド力を回復させるため、低迷した業績の立て直しを図るため、昨年来クラフト・ハインツは矢継ぎ早に対策を打ってきました。その中でもミゲル・パトリシオCEOの就任は、大きかったと思います。

イメージ戦略を見直し、商品価格を引き上げ、収入を増やしました。サプライチェーンを効率化し、コスト削減も進めました。

思いもよらない追い風となったのは、コロナ禍によるステイホームですね。外には出られない、外に出てもレストランは営業していないでは、自宅用の加工食品は売れますね。

たぶん主力のハインツ・ケチャップより、パックされているオスカーメイヤーやランチャブルの食品が売れているはずです。また最近は健康志向で忌避されていたチーズ類(クラフトやフィラデルフィア)も、ステイホーム時間の増加で需要は高まっていると思われます。

ゴールドマン・サックスは「売り」姿勢、モルガン・スタンレーは「中立」、ドイツ銀行は「買い」としているなかで、私達個人投資家は一体どちらを向いたら良いのでしょうね?

個人的には、少なくとも売らなくて良かったと思っていて、これからは慎重に買い増しを進めて行くつもりです。

私のクラフト・ハインツはまだ15%ほど含み損がありますが、一時は40%くらいまで膨らんだことを考えれば、売らなくて良かったです。この上昇分だけで、資産額をどれだけ押し上げたことか。

買い進めて行きたいのは山々ではあるものの、実際には当分先になると思います。何故なら、含み損を抱えている身とはいえ、ポートフォリオで最大評価銘柄となっているからです。

第2四半期の決算発表は7月30日の予定です。まずは業績の進捗を確認した上で、売上高は増加しているか?利益が増加しているか?キャッシュフローは改善されているか?を見て行きたいですね。

やや期待が高まっている分、前年比同程度だとコロナ禍とはいえ、株価は反応しないか、やや下落するでしょう。一段の株価上昇には、3~5%の増収が必須です。

そしてガイダンスがどうなるかも注目したい。これが上向けば、クラフト・ハインツに厳しい目を向けるゴールドマン・サックスも、見方を変える可能性が高いです。


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