こんにちは。時短父さんです。

米ヘルスケア大手のジョンソン&ジョンソン(JNJ、以下J&J)は、2020年第2四半期の決算を発表しました。内容はまちまちでしたね。

売上高は183.3億ドルで、前年同期比10.8%減少しました。四半期毎では4期ぶり、第2四半期としては2年連続の減収です。

営業利益(J&Jはこれを発表していないので、筆者計算したもの)は40.5億ドルで、同25.0%減少しました。こちらも第2四半期としては2年連続の減益となりました。

純利益は36.2億ドルで、なんと前年同期比35.3%もの減少となりました。利益の1/3が以上が吹き飛んでしまいました。19年2Qは事業売却に伴う特別利益を16.8億ドル計上していたので、これがなくなったと思えば、それほど悲観は不要かと。18年2Qでは8%減に留まっています。

調整後希薄化後の一株利益は1.67ドルとなり、前年同期の2.58ドルから、こちらも35%減少しました。ただし、市場予想は1.49ドルだったので、これを上回りました(良かった・・・)。

【JNJ】2Q業績推移

事業別では、新型コロナにより病院で手術や診察が行えにくくなったことで、同社の医療機器部門が苦戦しました。米国内の手術関連機器は47%減、コンタクトレンズが34%減などとなり、部門全体で33.9%の売上高が減少しました。

一方、医薬品部門は健闘していて、売上高は前年同期比2.1%増加しました。腫瘍、神経科学、感染症関連の医薬品が好調でした。

消費者部門は全体で売上高が7%減少しました。外出規制に伴う小売店での販売が不調だったものと推測されます。OTC医薬品(医師の診療が不要な医薬品)とオーラルケア製品が好調だった一方で、ベビーケア、スキンケア、創傷ケア(バンドエイドなど)が不調でした。

医療機器と消費者部門が減少し、医薬品が微増したことで、売上高の構成は以下のようになりました。医薬品が6割近くを占めるに至りましたね。通常は医薬品で5割、医療機器で3割消費者で2割弱程度の比率となっています。
【JNJ】2Qセグメント別売上高構成

10%の減収に35%もの減益であれば、普通は株価が急落します。決算発表後の株価はどうだったでしょうか?

JNJ株価チャート(2020年7月16日)

なんと、前日比わずかながら上昇したのです!!目を疑う・・・(つд⊂)ゴシゴシ

何故でしょうか?

それは、一株利益が市場予想を上回ったのに加えて、通期の業績見通し(ガイダンス)をやや上方修正したからだと思います。

前回発表(4月)に比べて、売上高並びに調整後一株利益を軒並み2~3%分程度上方修正しています。例えば、報告ベースの売上高は79.9億ドル~81.4億ドルに(前回は77.5億ドル~80.5億ドル)、調整後一株利益は7.75ドル~7.95ドルに(同7.50ドル~7.90ドル)といった具合です。

それでも前年比では売上高2%前後の減少を、一株利益では10%前後の減少を見込んでいるのですが・・・といっても市場は、コロナが拡がりを見せた段階ですでにこれらを株価に織り込んでいたので、 驚くべきことではありません。むしろガイダンスをしっかり示し、投資家の安心を買うことができました。しかも、数%ながら上向くと見ている。

医療機器部門の減収落ち込みがややきついものの、投資家は安心してJ&Jに投資を続けられそうです。コロナのワクチン開発も頑張ってね。


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