こんにちは。時短父さんです。

7月8日のモトリーフール(米国版)の記事で、AT&Tに関するものがありましたのでご紹介します。

タイトルは「The Worst Mistake AT&T Investors Can Make Right Now」です。直訳すると、「AT&T投資家が今すぐに修正すべき最も間違った行い」です。つまり、AT&Tへ投資する人には間違った、しかも最悪の行動を取っている可能性があり、それは直すべきだと訴えているのです。英文記事をお読みになりたければ、タイトルをクリックして下さいね。

では記者がどんなことを言っているのか解説します。

簡単に言うと、AT&Tの株価は軟調に推移してますが、投資家は強力な配当とその複利の力を無視すべきではない、とのこと。


AT&Tの株価は過去5年間で15%下落しました。S&P500指数が同期間に50%上昇したのとは対照的な動きをしています。巨大通信企業であるAT&Tは、有料TV会員を失い続けて、ワイアレス市場でも激しい競争に晒され、ディレクTVやタイムワーナーの取得によって生じた巨額の負債に苦しんでいます。

【T】1Qセグメント別売上高推移
コミュニケーション部門は減収が続き、ワーナーメディア部門も不調です。それに現在1858億ドルもの有利子負債を抱えているのでしたね。

記事をこう続きます。
AT&Tの断片化したスリーミングサービスへの努力とモノ言う投資家(アクティビスト)との衝突、そしてCEOの交代は、すべて長期的な戦略についての疑問を想起させます。更に悪いことに、新型コロナにより新サービスのHBOMaxの開始が遅れてしまいました。ライバル企業ベライゾンとの競争にも悩まされています。

しかしこんなにも困難があったとしても、自分のポートフォリオからAT&Tを外さないシンプルな理由があります。それは大きく・頼りになるAT&Tからの配当です。

やっぱりAT&Tの魅力は高配当なところですよね。現在の配当利回りは6.83%です。100万円出したら、一年間で6万8千円が配当として受け取れるということです。ちなみにライバルのベライゾン(VZ)は4.44%、T-Mobile(TMUS)は配当なしです。

【T】配当推移

AT&Tは配当を36年間連続で増加させてきました。S&P500の「配当貴族」の一つです。AT&Tは過去12ヵ月間でフリーキャッシュフローの55%を配当に回していますが、これはまだ配当増額の余地がかなりあることを意味しています。

時短父さんは配当貴族が大好きです!!(笑)

AT&Tは、ストリーミングサービスの拡大や負債の返済を進める一方で、フリーキャッシュフロー(FCF)の成長を約束していて、2019年はFCFが30%成長し290億ドルに達し、目標260億ドルを超えました。
T CF

あ、ホントだ。2019年の緑色のグラフは30,000万ドル(30億ドル)に迫っていますね。5年連続でフリーCFが成長しているのが分かりますね。当然ながら営業CFも伸びています。

2020年第1四半期は新型コロナの影響で、FCFは年間ベースで34%減少し、39億ドルとなりました。しかし、それでも配当支払総額37億ドルを賄うことはできています。ただしコロナ禍が過ぎたら、配当性向は引き下げる必要がありますが。

配当性向が一時的に100%を超えたとしても、AT&Tがすぐに配当を停止したり、増配を止めたりすることはないでしょう。それをしたら「配当貴族」の地位を失い、インカム投資家の大きな支持を失うからです。

配当の自動再投資プラン(投資家が受け取った配当を自動的に再投資してくれる)に入っていない投資家は、AT&Tの長期的な魅力を理解できてないです。過去20年間、配当を再投資し続けた場合、複利の力を生み出し、株価の上昇分と再投資によって受け取る配当を含むトータルリターンは驚くべきものになります。

【T】配当込チャート
(モトリーフールより)

うへ~(((( ;゚д゚))) 
AT&Tからの配当を再投資し続けたら、トータルリターンはこんなに違うのですね。びっくりです。最初の10年は大したことない差だけど、その後グングン開いていますね。つまり配当再投資戦略は、超長期で運用するとその効果が絶大になるということですね。


AT&Tは短期投資としては理想的な銘柄ではないかもしれません。しかし、投資家はAT&Tが高配当であること、配当貴族であること、配当再投資と複利による長期リターンのマジックに目をつぶり、同銘柄を手放すべきではないでしょう。


いかがでしたか?AT&Tは何かとベライゾンと比較され、ダメなところが目に付きやすい銘柄です。高配当利回りは人気がない証拠だとか言って。しかし、人気がないことは承知のうえで、配当を再投資していけば、大きなリターンを得られるのも、また事実です。

別に企業が提供する自動再投資プランに入っていなくたって、配当の再投資は可能です。事実私もこれまで何度か再投資で株式の保有量を増やしてきました。またこれが配当を生むと思うと、素直にわくわくします。

こういう投資だと、人気銘柄や成長株のように、すぐには大きなリターンにはならないでしょう。しかし短期的に結果を出す必要のないサラリーマン投資家には気にしなくても良いので、投資妙味があると思っています。

配当を受け取りながら、一方でそれを再投資し、ゆっくり忍耐強く増やして行きましょうね。


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