こんにちは。時短父さんです。

ウォーレン・バフェット氏が率いる投資・保険会社バークシャーハサウェイは5日、米エネルギー企業ドミニオン・エナジー(BRKB)の天然ガス事業とエネルギー保管事業の一部を買収すると発表しました。

正確にはバークシャーハサウェイが買収するのではなく、同社の子会社バークシャーハサウェイ・エナジーがドミニオン・エナジーの株式の一部を取得します。
BHE

買収金額は40億ドルとしていて、ドミニオンの債務57億ドルもバークシャー側が引き受けることになっています。


バークシャーハサウェイ・エナジーは8つの事業会社を通じて、主に以下のような事業を展開しています。

ミッドアメリカンエナジーでは中西部にて再生可能エネルギーを、パシフィコープでは西海岸州を中心に電力供給を、NVエナジーではネバダ州で電力供給を、ノーザンナチュラルガスでは中西部から南部にかけて天然ガスパイプラインの営業を行っています。

これらに加えて、今回の事業買収により、天然ガスパイプライン7,700マイルが追加され、9千億立法フィートの貯蔵施設を手に入れることになります。

これによりバークシャーハサウェイ・エナジーは、天然ガスパイプラインを従来の16,340マイルから24,040マイルへと52%も拡大させることが可能となります。また貯蔵施設も、3,640億立法フィートから、1兆2640億立法フィートへと2.5倍に拡大します。


でも何故ドミニオン側は資産売却に踏み切り、バークシャー側はそれを買ったのでしょうかね?しかも買収価格より高い債務引き受けまでして。

ドミニオンは、長期経営計画にて2050年までの温室効果ガス排出ゼロを目標に掲げています。今後15年間で550億ドルもの、クリーンエネルギーへの投資を計画しており、その資金を手にするためだったと考えられます。25年までに石炭や石油火力発電所の廃炉も計画しています。


バークシャー側は、当然ながらエネルギー事業の強化を図ることができます。2020年第1四半期の売上高のうち、エネルギー関連の収入は6%に留まっています。エネルギー価格はまだ低水準にあり、事業強化を図るなら今のうちだと判断したのかもしれません。

2020年1Q収入内訳

てか圧倒的にサービス収入が多いんですね!あと保険料収入も。

今回の買収を受けて、バークシャーの会長ウォーレン・バフェット氏は、以下のように述べています。

「私はドミニオンエナジーがそうだったように、エネルギー産業全体を通じて卓越したリーダーシップも発揮したトム・ファレル氏(ドミニオンのCEO)に感心している。私たちは、すでに保有している強力なエネルギービジネスをに、ドミニオンのすばらしいポートフォリオを加えられて、とても誇りに思う」

バークシャーハサウェイは、最近航空株の投資で失敗したので、安定的にキャッシュフローが見込める投資先を探していたのかもしれませんね。

航空株よりは、エネルギー事業の方が安定した収益が見込めますからね。エネルギーを直接掘削するわけでもなく、輸送や貯蔵なので、リスクは低いのでしょう。

今回のドミニオンのエネルギー事業の買収は、バークシャーハサウェイの事業ポートフォリオを一層強化するものとなると思います。


今日もポチっとお願いします。
↓↓
にほんブログ村 株ブログ 米国株へ