こんにちは。時短父さんです。
米通信大手のAT&T(T)が四半期配当を発表しました。発表文によると、権利落ち日は7月10日、配当支払日は8月3日となっています。
肝心の四半期配当額は、一株当たり0.52ドルで、前回と変わりありませんでした。年間配当(予定)は2.08ドルとなっており、前年比1.96%増えることが見込まれています。

現在AT&Tの株価は29.08ドルなので、表面的な配当利回りは、なんとなんと7.15%!!
100万円投資したたら、年間7万円の配当を受け取れる計算です。
実にお買い得♪♪
と思ったら、ちょっと待って下さい。
確かに超が付くほどの高配当利回りですが、それは株価が停滞・低迷していることの裏返しです。当然ながら、株価は将来の利益見通しを反映しますから、AT&Tに関してはビジネスの見通しが良くないのに配当だけが増えて行っているのが現状なのです。
配当利回り7%といったら、JTやフィリップ・モリスなどたばこ株がその辺りですね。たばこ株は規制が厳しかったり、喫煙者の減少があったり、悲観的な要素ばかりですから・・・
利回りからだけ見れば、AT&Tもほぼ同じことが言えます。
でも何故そんなにAT&Tに対して、多くの投資家が悲観的になるのでしょうか?
一つは、コンテンツビジネスにおける競争です。AT&TはディレクTVやタイム・ワーナーを取得しましたが、これら衛星放送は価格の引き下げに見舞われています。ネットフリックスやディズニーなど、ストリーミングサービスとの競争に晒されています。
つまり、巨額の費用をかけて買収したのに、その分野は低価格でしか攻めらない・・・最近はHBO Maxを開始し、反転攻勢に出ようとしていますが、競争が厳しいことには変わりないです。
もう一つは、 5Gへの投資が遅れたことでしょう。通信ライバルのベライゾンもコンテンツビジネスの投資しましたが、5Gをより重視していました。ベライゾンとの比較で、AT&Tの評価が下がったとも言えます。過去10年間でAT&Tの株価は27%しか上昇していないのに、ベライゾンは112%上昇しました。
さらには、一番の悲観要因だと言えますが、3499億ドルにも上る負債総額です。うち有利子負債は1858億ドル(およそ20兆円!!)となっており、債務の返済だけで莫大な労力と資金を必要とします。数日前、AT&Tは巨額債務を少しでも減らそうと、追加的な返済プランを発表したばかりです。
しかし、世間がAT&Tに悲観的になっていようとも、私はこの銘柄を保有し続けたいし、今後も買い増しを続けたいと思っています。
それは本業の儲けを示す営業キャッシュフローの成長が続いているからです。これを売上高で割った営業キャッシュフローマージンも過去12年間の平均は26%となっています。ベライゾンは23%。営業キャッシュフローが安定して(かつ成長して)推移している間は、配当も支払われ続けるでしょう。
むしろ株価が低迷している時は、安く(つまり多く)買えるチャンスです。手放しで高配当利回りを喜ぶわけではないですが、慎重に買い増すのなら、問題はないと思っています。
今日もポチっとお願いします。
↓↓

米通信大手のAT&T(T)が四半期配当を発表しました。発表文によると、権利落ち日は7月10日、配当支払日は8月3日となっています。
肝心の四半期配当額は、一株当たり0.52ドルで、前回と変わりありませんでした。年間配当(予定)は2.08ドルとなっており、前年比1.96%増えることが見込まれています。

現在AT&Tの株価は29.08ドルなので、表面的な配当利回りは、なんとなんと7.15%!!
100万円投資したたら、年間7万円の配当を受け取れる計算です。
実にお買い得♪♪
と思ったら、ちょっと待って下さい。
確かに超が付くほどの高配当利回りですが、それは株価が停滞・低迷していることの裏返しです。当然ながら、株価は将来の利益見通しを反映しますから、AT&Tに関してはビジネスの見通しが良くないのに配当だけが増えて行っているのが現状なのです。
配当利回り7%といったら、JTやフィリップ・モリスなどたばこ株がその辺りですね。たばこ株は規制が厳しかったり、喫煙者の減少があったり、悲観的な要素ばかりですから・・・
利回りからだけ見れば、AT&Tもほぼ同じことが言えます。
でも何故そんなにAT&Tに対して、多くの投資家が悲観的になるのでしょうか?
一つは、コンテンツビジネスにおける競争です。AT&TはディレクTVやタイム・ワーナーを取得しましたが、これら衛星放送は価格の引き下げに見舞われています。ネットフリックスやディズニーなど、ストリーミングサービスとの競争に晒されています。
つまり、巨額の費用をかけて買収したのに、その分野は低価格でしか攻めらない・・・最近はHBO Maxを開始し、反転攻勢に出ようとしていますが、競争が厳しいことには変わりないです。
もう一つは、 5Gへの投資が遅れたことでしょう。通信ライバルのベライゾンもコンテンツビジネスの投資しましたが、5Gをより重視していました。ベライゾンとの比較で、AT&Tの評価が下がったとも言えます。過去10年間でAT&Tの株価は27%しか上昇していないのに、ベライゾンは112%上昇しました。
さらには、一番の悲観要因だと言えますが、3499億ドルにも上る負債総額です。うち有利子負債は1858億ドル(およそ20兆円!!)となっており、債務の返済だけで莫大な労力と資金を必要とします。数日前、AT&Tは巨額債務を少しでも減らそうと、追加的な返済プランを発表したばかりです。
しかし、世間がAT&Tに悲観的になっていようとも、私はこの銘柄を保有し続けたいし、今後も買い増しを続けたいと思っています。
それは本業の儲けを示す営業キャッシュフローの成長が続いているからです。これを売上高で割った営業キャッシュフローマージンも過去12年間の平均は26%となっています。ベライゾンは23%。営業キャッシュフローが安定して(かつ成長して)推移している間は、配当も支払われ続けるでしょう。
むしろ株価が低迷している時は、安く(つまり多く)買えるチャンスです。手放しで高配当利回りを喜ぶわけではないですが、慎重に買い増すのなら、問題はないと思っています。
今日もポチっとお願いします。
↓↓

コメント