こんにちは。時短父さんです。
ジョンソン&ジョンソンとフィリップ・モリスに相次いで、多額の支払い命令が出されました。
もうご存知のこととは思いますが、ジョンソン&ジョンソンについては、23日にミズーリ州控訴裁が同社に対して21億ドルの賠償金支払いを命じました。ジョンソン&ジョンソンが販売するベビーパウダーに発がん性物質(タルク)が含まれていたと認め、陪審評決を支持しました。
陪審では44億ドルの支払い命令が出ていましたから、ジョンソン&ジョンソンとしては今回の控訴裁で支払い額の半減に成功しました。とはいえ、同社がすんなり21億ドルも払う訳はなく、当然に上級裁判所で争うでしょう。
報道によれば、ジョンソン&ジョンソンは州の最高裁判所に上訴するようです。最高裁の判決で、全てがひっくり返ることはないでしょうが、賠償金額がさらに大幅に削減されるかが注目ですし、個人的には1桁は減ると見ています。
ジョンソン&ジョンソンのベビーパウダー訴訟はあちらこちらで起きていて、正直追いきれませんね。賠償金命令も「またか」と思います。
しかし、過去に何度も巨額賠償金の命令が出されたとしても、同社はそれにより潰れることはなかったし、実際の支払い額を大幅に削減することに成功しています。
今回も投資家・株主は冷静に見ているんじゃないかな。
もう一つ、フィリップ・モリスインターナショナルの日本法人(フィリップ・モリスジャパン)は、24日消費者庁から課徴金5億5274万円の支払いを命じられました。
何でも、加熱式たばこアイコスを「期間限定で安く買える」とした広告が虚偽で景品表示法違反(有利誤認)に当たるから、だそうです。キャンペーン期間を過ぎても、割引を続けていたことを問題視しました。
5.5億円の課徴金は過去最高額みたいですよ。だからと言って、これでフィリップ・モリスの業績うんぬんには発展しません。同社の年間純収入は298億ドル(3兆円以上)です。
むしろ5.5億円でマーケティングの勉強ができたと思うべきかな。とにかく全くもって問題ありません。アイコスは日本でのシェアは圧倒的1位を維持しています。
たばこ会社も訴訟リスクや賠償金リスクと隣り合わせですが、生き残ってきました。たばこ会社に投資するなら、これくらいの覚悟は持っているはずですから、どーんと構えましょう。
賠償金命令や課徴金命令が相次いで出されましたの記事にしてみました。ジョンソン&ジョンソンの賠償金は最終的にはかなり減額されるでしょうし、フィリップ・モリスの課徴金も微々たるものです。ニュースに一喜一憂せずに、ビジネスの本質を見極めたいものです。
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