こんにちは。時短父さんです。

22日、米投資銀行ゴールドマン・サックスは、食品世界5位の米クラフト・ハインツ(KHC)への投資判断を「売り」へ引き下げました。判断引き下げ前は「中立」としていました。

ゴールドマンのアナリスト、ジェイソン・イングリッシュ氏は、新型コロナで利益を得た加工食品銘柄の今後を見据えています。

新型コロナの影響で、外出制限や自粛が続いたお陰で、クラフト・ハインツなどの加工食品銘柄は買われてきました。自宅で食品のストックを確保したり、そもそも外食ができない事態で、需要が伸びたからです。

コロナ・ショックで一時20ドルまで売られた同社株は、現在年初の株価を上回り32ドル台で取引きされています。底値からは60%も上昇したことになります。

しかし、イングリッシュ氏はこの傾向は21年には続かないだろうと見ています。確かに自宅での消費は伸びましたが、レストランでは減少したからです。加工食品カテゴリーの収縮、プライベートブランドによる市場シェアの侵食も起きています。

イングリッシュ氏はクラフト・ハインツの目標株価を30ドル〜32ドルとしています。そして、保有よりも、売りだと判断していました。

クラフト・ハインツに関しては、プライベートブランドの拡大もさることながら、原材料
価格の高騰にコストを左右されるし、実際に上昇している点を挙げています。


ゴールドマンの投資判断では、過去に苦い経験があります。昨年11月14日に6%超の急落を記録した、クラフト・ハインツ株。その日は権利落ち日だったことに加えて、ゴールドマンが投資判断を「売り」に引き下げたことが影響しました。
株価

23日の取引では2.26%の下落となり、前回ほどではないものの、ゴールドマンの判断引き下げが影響したと見られます。

今回の判断が他機関投資家の判断に影響が出ないかが、やや気になるところですね。今のところは、ほとんどの機関投資家がクラフト・ハインツについて、「ホールド」や「イコールウエイト」、「中立」の判断を維持しています。

唯一、バンカメ証券は目標株価38ドルで「買い」としていて、強気姿勢を崩していません。個人的には38ドル近辺まで戻してくれたら、含み損が解消するので、有り難いです。

やはり株価の本格的な回復には業績の改善が必要なのは言うまでもありません。下にクラフト・ハインツの四半期毎の売上高、純利益、一株利益の推移を載せました。
【KHC】四半期業績推移

売上高は頭打ちだし、純利益は縮小しています。一株利益も横ばいです。20年1Qは売上高はやや持ち直しが見られましたが、コスト高で利益は減少しました。

ゴールドマン・サックスの見立ては、悔しいけど当たっており、これは真摯に受け止めねばなりませんね。

クラフト・ハインツには、ブランドの立て直しと、コスト削減、キャッシュフローの改善といった課題が山積しています。一時的な追い風による改善だけでなく、いつでも稼げるシステムの再構築が求められます。


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