こんにちは。時短父さんです。
今朝、ニュース『モーニングサテライト』を観ていたら、先週1週間の日本株騰落率ランキングをやっていました。セクター別の下落率1位が「不動産」で、何故だろう?と疑問に思っていました。
しかしその後の個別株ランキングではっきりしました。1週間の下落率が13%で、堂々の1位になったのが、パーク24(4666)だったからです。

調べてみたら、その理由が分かりましたよ。ちょうど1週間前に第2四半期(累積)の決算を発表しており、それが25億円の赤字転落となったからです。前年同期は56億円の黒字でした。
売上高は5.5%減、営業利益は19億円の赤字(前年同期は99億円の黒字)で、一株あたり利益は-16.77円でした。

新型コロナの影響で、外出自粛や制限が広がり、国内外の駐車場利用が大きく減りました。さらには海外から渡航が制限されたことで、レンタカー利用も落ち込みました。
一時は、電車通勤での「密」を避けるために、カーシェアの利用が増えていると聞いていましたが、他の落ち込みをカバーするには程遠かったようですね。
しかも追い打ちをかけるように、今期の無配(読んで字の如く、配当無し)を発表しました。減配ならまだしも、無配だからね。パーク24は半期配当を採用しておらず、期末配当一回のみです。

パーク24をインカムゲイン狙いで買っていたとしたら、無配は悲劇でしかありませんね。たった年一回の配当のチャンスがなくなったのですから。
かつて、私もパーク24を200株保有していました。インカムゲイン狙いよりも、キャピタルゲイン狙いで。しかし昨年10月に一株あたり2615円で全株を売却していました。ほとんど売却益なんてなかった気がしますが、今思えばあの時手放しておいて正解でしたね。
現在株価は1807円。30%以上下げちゃってます。それで無配でしょ。保有する理由なくなっちゃいますよね。
パーク24自身は今後(来期)の見通しについて、やや楽観的な評価しています。
駐車場事業においては、テレワークや在宅勤務の拡大により法人営業利用が減るものの、駐車場の供給不足に加え、屋外商業施設駐車場の利用が増えると予想。
モビリティ事業では、法人需要は減るものの、旅行・観光などレジャー需要の持ち直しなどで、上向いて行くと予想しています。
仮にビジネスが予想通りに回復したとしても、配当が元の水準(一株あたり70円)に戻るには、相当な時間がかかるでしょう。
何故なら、経営陣は再び経営危機に見舞われるのではないか?と不安になり、復配(配当の復活)と、その後の増配に慎重にならざるを得ないからです。
そしてその株主還元への消極的な姿勢は、きっと株価にも影響するでしょう。経営危機に見舞われ、無配を決めた経営陣には厳しい目が向けられ、株主が報われる日は遠退くのは、間違いないでしょうね。
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