こんにちは。時短父さんです。

私は某東証一部上場企業に勤めるサラリーマンをしています。この会社では企業型確定拠出年金を採用しており、従業員は毎月の給与から一定の掛け金を拠出する(徴収される)ことになっています。

せっかく汗水垂らして稼いだ給与を、将来の年金受け取りのために、毎月積み立てるのだとしたら、やはりそれなりにまともな商品を買って行きたいと思うのは当然のことです。どうせ何か買うのなら、より良い商品を望むのはまっとうな消費行動(投資行動)ですよね?

しかし、現在会社が用意している企業型確定拠出年金の商品メニューにはまったく満足していません。用意されている商品数は、お国が定めた上限数35本に届かず28本に留まり、かつ「これだ!」というのがない。その中から、ある意味仕方なく選んでいるのが現状です。ちなみに現在はアセットマネジメントOneが運用する「DIAM外国株式インデックスファンド(DC)」に投資しています。

ちなみに商品カテゴリー別の構成をまとめると以下のようになります。
商品メニュー構成

なんと!国内株式型が8本で最大勢力に・・・預金と保険を合わせて元本保証型も8本で、並んでいます。

元本保証型なんて、そのリターンはどこも同じようなものなのに、何故ここまで幅を利かすのか?
きっと「投資は怖いもの」と感じている従業員が多いため、これらの商品が多く選ばられるのだろうし、それを見越して会社の担当部署もこれらをメニューに載せているのでしょう。これは従業員全体のファイナンシャルリテラシーの低さを露呈しているようです。

さらに国内株式が8本もある現実。野村国内株式インデックスファンド・TOPIX(DC)に、ニッセイ日経225インデックスファンド、フィデリティ・日本成長株・ファンド に、大和住銀DC日本バリュー株ファンド、野村J-REITファンド(確定拠出年金向け)などなど。

日本株ね・・・自分はリターンの高さや企業の潜在成長力など、米国株の素晴らしさを知っているだけに、何故日本株の商品をここまで揃える必要があるのか理解できません。やはりこれも従業員のことを思ってのことでしょうか?「投資をするなら、まずは日本株」という具合に考える従業員が多いと、見込んでいるからでしょう。

いや、いいのよ。元本保証型が多くたって、国内株式型が多くたって。

米国株で手数料が安いインデックスファンドがあれば!

確かに外国株式型の商品には、米国株ものが一つだけあります。しかしそれは、フィデリティ・米国優良株・ファンドで、手数料(信託報酬)が1.639%もあるので話になりません。他2本は新興国株式のファンドです。将来の大事な年金のために新興国には投資しないでしょ、普通。

だから、必然的に手数料が最安(0.275%)のDIAM外国株式インデックスになるわけです。これなら米国に6割投資できますから。

でも、本当は100%米国に投資したい。ダウ平均でも、S&P500でも、ナスダックでもいい。とにかく主要な株価指数に連動するインデックスファンドで、手数料が安い商品が欲しい。バンガード社のETFみたいに0.1%を切る手数料までは、欲張りませんが、0.200%前後であれば安いと言えますよね。

例えば、iFree NYダウ・インデックスファンド(0.2475%)とか、楽天・全米株式インデックス・ファンド(0.162%)とか、eMAXIS SLim米国株式(S&P500)(0.0968%)とかです。これらは全て、いずれかの大手ネット証券のiDeco口座で買うことができるものです。

だから、企業型の確定拠出年金でも導入できるはずなんですよね。以前記事にもしましたが、会社で確定拠出年金を扱っている(商品を決めている)部署に問合せしたことがあります。もっと手数料の安い、米国株インデックスファンドを入れてくれと。

そうしたら、商品をむやみに増やすと「リテラシーの低い社員が取り残され」かねないみたいな回答でした。徐々には商品構成を変えて行くみたいな感じでしたが、多分かなり先になる様子。リテラシーが底辺の社員に合わせるなんて、どうかしている。

こうなったらもう自分が担当部署に異動して、導入を主導するしかないか。そのくらいのことをしてもいいかな思っています。現在の商品メニューは、従業員のリテラシーが低すぎることに起因します。逆を言えば、商品メニューが従業員のリテラシーの向上を阻害している。いくらなんでも元本保証型が8本は多すぎるし、株式・企業の成長力からして国内株式8本も多すぎ、外国株式(特に米国株式)が少ない。

会社でやりたいことが少し見つかったような気がしました。


今日もポチっとお願いします。
↓↓
にほんブログ村 株ブログ 米国株へ