こんにちは。時短父さんです。
米複合企業のスリーエム(MMM、以下3M)は、5月度の月次売上高を公表しました。3Mは4月末に、コロナウィルス感染拡大によって通期の業績見通しを撤回した代わりに、投資家に安心感を与える目的で月次売上高を公表していくと発表していました。
発表資料によると、2020年5月の全世界売上高は22億ドルで、前年比20%減少しました。4月は23億ドル(同11%減)だったので、それよりも1億ドル少なくなりました。コロナ禍の状況は、4月よりは改善しつつあったはずなのですが、3Mの売上高にはあまり反映されなかったのでしょうか?
いや、実はそれだけではないのです。5月の営業日が前年比2日間少なかったことが、売上高を9%分も押し下げているというのです。19年5月は22日営業日あり、今年5月は20営業日でした。ということは、実質的には11%減少程度に済んだことになります。逆に6月は2営業日多くなるので、次月はそれを踏まえて見る必要もあり、かつ第2四半期決算への影響はなくなります。
では5月度の部門別売上高は前年比でどうだったでしょうか。
ヘルスケア部門は-11%(前月+5%)、消費者部門は-12%(同-5%)、安全・産業部門は-17%(同-11%)、交通・エレクトロニックス部門は-30%(同-20%)と、前月に比べても軒並み悪化しています。

特にこれからの3Mの牽引役となるヘルスケアが+5%から-11%は痛いですね。既存事業ベースで見ると-22%となっています。これは、何度も言っていますが、昨年アセリティという医療機器メーカーを買収したからです。
地域別売上高では、アジア太平洋が前年比-15%(前月は-5%)、EMEAが-26%(同-12%)、米州圏が-21%(同-13%)でした。アジア太平洋では、中国が-6%(前月+7%)、日本が-18%(同-5%)でした。
さて、2営業日少ない数字とはいえ、厳しい結果だというのは変わりありません。3Mは7月28日に第2四半期(4-6月期)の決算発表を予定していますが、ここの数字も相当厳しいものとなるでしょう。19年第2四半期の売上高は約81億ドルでした。しかし、これまでの2ヵ月間の売上高合計は45億ドル(55%)です。
仮に4月と同等規模の売上高(23億ドル)を合計したとしても、68億ドルです。6月は2営業日多く、さらに積み増したとしても、70億ドル程度が関の山でしょう。そうすると、前年比では14%~16%減というのが、現実的な数字かと思います。
6月度の売上高の発表は、おそらく決算発表前の7月中旬になるでしょうから、そこではっきりしますけどね。いずれにしても、保守的に見積もった方が良さそうなのは間違いありません。投資も慎重に。
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米複合企業のスリーエム(MMM、以下3M)は、5月度の月次売上高を公表しました。3Mは4月末に、コロナウィルス感染拡大によって通期の業績見通しを撤回した代わりに、投資家に安心感を与える目的で月次売上高を公表していくと発表していました。
発表資料によると、2020年5月の全世界売上高は22億ドルで、前年比20%減少しました。4月は23億ドル(同11%減)だったので、それよりも1億ドル少なくなりました。コロナ禍の状況は、4月よりは改善しつつあったはずなのですが、3Mの売上高にはあまり反映されなかったのでしょうか?
いや、実はそれだけではないのです。5月の営業日が前年比2日間少なかったことが、売上高を9%分も押し下げているというのです。19年5月は22日営業日あり、今年5月は20営業日でした。ということは、実質的には11%減少程度に済んだことになります。逆に6月は2営業日多くなるので、次月はそれを踏まえて見る必要もあり、かつ第2四半期決算への影響はなくなります。
では5月度の部門別売上高は前年比でどうだったでしょうか。
ヘルスケア部門は-11%(前月+5%)、消費者部門は-12%(同-5%)、安全・産業部門は-17%(同-11%)、交通・エレクトロニックス部門は-30%(同-20%)と、前月に比べても軒並み悪化しています。

特にこれからの3Mの牽引役となるヘルスケアが+5%から-11%は痛いですね。既存事業ベースで見ると-22%となっています。これは、何度も言っていますが、昨年アセリティという医療機器メーカーを買収したからです。
地域別売上高では、アジア太平洋が前年比-15%(前月は-5%)、EMEAが-26%(同-12%)、米州圏が-21%(同-13%)でした。アジア太平洋では、中国が-6%(前月+7%)、日本が-18%(同-5%)でした。
さて、2営業日少ない数字とはいえ、厳しい結果だというのは変わりありません。3Mは7月28日に第2四半期(4-6月期)の決算発表を予定していますが、ここの数字も相当厳しいものとなるでしょう。19年第2四半期の売上高は約81億ドルでした。しかし、これまでの2ヵ月間の売上高合計は45億ドル(55%)です。
仮に4月と同等規模の売上高(23億ドル)を合計したとしても、68億ドルです。6月は2営業日多く、さらに積み増したとしても、70億ドル程度が関の山でしょう。そうすると、前年比では14%~16%減というのが、現実的な数字かと思います。
6月度の売上高の発表は、おそらく決算発表前の7月中旬になるでしょうから、そこではっきりしますけどね。いずれにしても、保守的に見積もった方が良さそうなのは間違いありません。投資も慎重に。
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