こんにちは。時短父さんです。

 

米複合企業の3Mがマジで怒っています。

ここ最近の3Mといえば、新型コロナの感染拡大で、同社が最も生産能力がある高性能の医療用マスク(N95)についての話題です。「N95の生産能力を倍増させる」とか、「トランプ政権がN95の輸出入制限をする」とか(現在、制限はない)、「模造品や価格引き上げの販売に対する法的措置」とか・・・

 

68日に発表されたプレスリリースも、N95関連での模造品販売についてでした。ただそのタイトルの言葉づかいが、ちょっと角があるような感じがします。

 

↓↓※赤字は筆者修正

3M Sues Seller on Amazon Who Charged Grossly Inflated Prices for FakeDefective and Damaged N95 Respirators Falsely Advertised Under 3M Brand

どう?

直訳してみると、「3Mは、規定に違反した形で同社ブランドを用い、偽物で欠陥があり、かつ損傷しているN95マスクを、ひどく高価格帯で販売する、アマゾン上の販売者を、訴えた」


grosslyfakedefectivedamagedfalsely・・・否定的な言葉のオンパレード。


それだけ怒っているってことでしょ。3Mはアマゾンを訴えたのではなく、アマゾン上のサイト(販売業者)を訴えたのであって、誤解のないように。


肝心のプレスリリースの中身はというと、


3Mは、カリフォルニア州の連邦地裁に、偽物で欠陥があって損傷しているN95マスクを、ひどい高価格で販売し、アマゾンの顧客を騙した販売業者に対して、訴えを起こした。

3Mの訴えによると、販売業者は、正規のN95マスクの再販売(転売)だとして、疑いなしで購入した消費者から35万ドルも多く受け取った。実際は約20倍もの異常に高い価格で、欠陥品・損傷品を販売していた。

・同販売業者が法外な価格設定を行い、購入者は3M製ではないN95マスクを受け取ったり、それらに欠陥があることをアマゾンも認識し、販売サイトを既に閉鎖した。

3Mは金銭的な補償と法的に強制力のない差し止めによる救済を求めていて、金銭的な補償があった場合は、新型コロナに関わる団体に全額寄付するつもり。

・これまでに世界中のeコマースのプラットフォームから、3000を超える模造品を販売するウェブサイト、4000を超えるSNS上の投稿や、100超の詐欺的なアドレスを、除外することに成功した。

3Mはこれまでに、ニューヨーク、フロリダやウィスコンシン、インディアナなど各地でN95マスクの不適切販売に対する訴えを起こしていて、そのいくつかでは販売業者側と和解に至っています。


不適切販売に対する同社の姿勢は一貫しています。必需品となったN95の値上げは一切行わず、訴訟で得た和解金などは全て医療関係に寄付しています。常に医療従事者や新型コロナに立ち向かう全ての個人・団体を考えての行動です。


株主からすれば、和解金を特別利益にでも計上したら良いのに、と思わなくもありません。しかし、3Mの経営陣はそんな短期的な利益よりも、もっともっと長期的な視点で物事を捉えています。


3Mブランドが傷付かないことの方が重要だし、医療関係者を支援して新型コロナを早期に終息させる方が重要だと考えています。やや卑しい考えをするならば、医療関係を支援しておけば、3Mが現在注力しているヘルスケア部門の成長の加速が今後可能になる…


いずれにしても、3Mは今回かなり強い表現で、マスクの不適切販売を非難しました。個人的には、3Mはかなり真面目くさった企業であるとの印象ですが、こんな堅物に投資していることを誇らしくもあります。



今日もポチっとお願いします。

↓↓

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ