こんにちは。時短父さんです。

米国のシンクタンク政策研究所(IPS)の調査によると、コロナショック後の3/18~6/4での11週間で、世界の富豪たちの資産額が5650億ドル増加(19%)したことが分かりました。

増加額の順位は以下の通りです。

1位 ジェフ・ベゾス(アマゾンCEO) 362億ドル
2位 マーク・ザッカ―バーグ(フェイスブックCEO) 301億ドル
3位 イーロン・マスク(テスラCEO) 141億ドル
4位 セルゲイ・ブリン(アルファベットCEO) 139億ドル
5位 ラリー・ペイジ(同) 137億ドル

9位 ビル・ゲイツ(マイクロソフト元CEO) 118億ドル

12位 ウォーレン・バフェット(バークシャーハサウェイCEO) 77億ドル

富豪たちの資産増加額

上位にはIT・ハイテク企業のCEOがずらりと並びましたね。それもそのはず。コロナショックで急落した各社の株価が,、現在は急回復しているからです。もちろん経済活動の再開期待という面も強いですが、やはり外出規制・自粛により在宅時間の増加で、ネット関連の需要が増えたことが大きいでしょうね。

主要3指数の推移

多くのIT・ハイテク銘柄で構成されているナスダック総合指数は、年初来の株価をとっくに上回り、コロナショック前の高値水準まで達しています。IT・ハイテクに限らず、S&P500指数やダウ平均株価も、年初来水準に戻りつつあります。

こうして見ると、富豪たちの資産が5650億ドル(19%)も増加したというのは、確かにそうかもしれませんが、資産額が元に戻っただけとも言えます。もちろん3月の中旬頃に、新規で株を買っていれば、20%~30%も資産を増やせた可能性はありますが・・・

航空株で失敗したウォーレン・バフェットでさえ、77億ドルも増やしているのですよ。まったくどういうこと?と思います。

富豪たちが資産を急拡大・急回復させていた一方で、同期間の失業者数は4260万人にも達しています。観光業や旅行業、レストランなどのサービス業は、ほぼ壊滅的な状況です。

これらから教訓を得るとするならば、

①優良株は持ち続けること
一度投資した優良株は、滅多なことが起きない限りは手放さすべきではありません。株価は人々の期待と失望により変動します。そして経済も良い時、悪い時を繰り返します。最も大事なのは、株価も経済も、長期で見れば上昇・拡大してきましたし、これからもそうなるだろうということです。

②資産家とそうでない人たちの資産格差が拡大すること
資産家というと、先に紹介した超がつく富豪をイメージしちゃいますが、私たちも株式や不動産などの資産を投資して保有すれば、その端くれくらいにはなれる可能性があります。そうまでならなくとも、真の資産を保有していれば、老後を安心して迎えられますし、失業したって絶望することはない。配当や家賃収入があれば、失業しても、不労所得で持ちこたえられますしね。


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