こんにちは。時短父さんです。

時短父さんは毎月第2・4金曜日に、自身のポートフォリオで最も評価が低い銘柄を10万円分買い増すことにしています。買付日を予め決めておくことで、株式相場の変動に気を取られることなく、機械的に買い付けを行うことができます。

また最低評価銘柄を買うメリットは、ポートフォリオのリバランスにあります。各銘柄の保有比率をだいたい同じに保ちたいと思っていても、日々の株価変動で、そのバランスは崩れてしまいます。その時の人気銘柄は比率は高くなりますが、不人気銘柄は低くなります。ポートフォリオがある特定の銘柄に偏ることを防いでくれます。

人気の高い銘柄は、その時は持っていて気分が良いのでしょう。だからその銘柄だけを買い増していきたいという気持ちもわかります。しかし人気があって、期待されている銘柄は、往々して高値掴みのリスクがあります。一度、期待が剥落すると、目も当てられない状況になるかもしれません。

一方で、不人気な銘柄はほとんど期待されていません。その分、株価は安く放置されていたりします。不人気だからといって、ゴミみたいな銘柄ばかりでもなく、その中でも優良な銘柄はあるのです。そういう銘柄は、株価上昇はあまり期待できないけれど、しっかり配当金を出してくれて、インカム投資家にとっては有難い存在ですね。

ただし、最低評価銘柄を買うデメリットもあって、これはナンピン買いを推し進めてしまう可能性があることです。状況によっては、一旦買い増しを停止することも必要と考えています。そう、今のメーシーズのように。不人気で優良なのか、不人気で不良なのか、見極める必要があります。

で、今回は不人気だけど、とっても優良な銘柄(だと思っている)たばこ株・フィリップ・モリスインターナショナル(PM)を10万円分買い増しました。

PM 買付画面 2020年5月

単価は70.50ドル、数量は13株、受渡代金は104,279円です。表面的な配当利回りは6.63%と、かなりの高配当ぶりです。

下の株価チャートでは、私がフィリップ・モリス株を買った時期を緑色の○で示しています。フィリップ・モリスを買うのは昨年10月以来、約7ヵ月ぶりです。
【PM】3年チャート(2020年5月)

3年間の週足チャートですが、どうです?私が初めて買った2年前から、株価は上昇していません。むしろ時々急激に落ち込むことがありますね。私が初めて買う直前の18年4月と、18年の年末、19年5月、19年8月、そしてコロナショック。

株価の急激な落ち込みは、たばこ業界を巡る規制の強化だったり、個別決算の結果だったり、要因は様々です。たばこ業界を巡る将来見通しが不透明だということが、根底にあって、株価上昇の重しとなっていて、急激な落ち込みを誘因しているるのでしょう。

そんな中でもうまく拾えたのは18年の年末ですね。5年後、10年後からすれば、今回の買い付け分も良い買い物だったと思える水準のような気がします。

さて、将来不安が残るたばこ業界ですが、フィリップ・モリスのキャッシュフローに関しては何も心配することはないくらい優秀です。ここ数年間、同社の営業キャッシュフローは伸び続けており、過去11年間の平均営業キャッシュフローマージンは30%を超えています。これは同業他社、たとえばアルトリア・グループの17%や日本たばこ産業(JT)の20%を大きく上回っています。

PM CF

上のグラフを見て頂くとお分かりのように、事業継続のために必要な投資支出はほとんど掛かっていません。かつ本業で稼ぐキャッシュは増加傾向にあるので、会社に残り自由に使えるキャッシュが豊富にあるのです。投資がほとんど不要なので、経営陣はこれを株主に配当という形で還元してくれるのです。株価が売られ込まれているわけでもない(PERは14倍ある)のに、配当利回りが6%を超えているのは、それだけ株主還元に積極的だという証拠でしょう。

しかもフィリップ・モリス株が持つ良い点は、配当に税金があまり掛からないのです。通常、日本の投資家が米国株から配当を受け取る場合、まず現地の税金が約10%分源泉徴収されます。さらに日本国内で約20%所得税などが引かれます。手元に残るのは配当の70%です。

一方、フィリップ・モリス株は現地の税金がほぼないに等しいのです。これは事業からの収入のほとんどを米国外から得ている80/20 Companyのためです。よって、株主の手元に残るのは、配当の80%。NISA口座で保有していたら、ほぼ100%です。

事業に投資支出がほとんど不要で、経営陣は株主還元に積極的、税金もあまり掛からないとは、なんと素晴らしい銘柄でしょうね。フィリップ・モリスに集中投資するのは、さすがに馬鹿げていますが、この銘柄をポートフォリオから外すなんてことは今のところは考えられませんね。


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