こんにちは。時短父さんです。
レオス・キャピタルワークス(以下、レオス社)は、同社が運用する「ひふみ投信」と「ひふみワールド」の4月度運用レポートを発行しましたので、それぞれの特徴的な事柄をご紹介します。
まずはひふみ投信から。
4月分の紹介の前に、3月がどうだったかを振り返ってみますと、組入れ銘柄は前月比27銘柄(12.7%)増加の240銘柄でした。保有現金比率は19.3%(38%減)、組入れ銘柄の1位は2ヶ月連続で日本株でないドミノ・ピザ(DPZ)という状況でした。在宅機会が多くなることを捉えてドミノ・ピザを買ったのは正解でしたね。
さて4月はどうだったでしょうか?
まずは組入れ銘柄数です。4月は前月比1銘柄多い241銘柄となりました。前月に27銘柄も増やしましたからね、連続して大幅増加はあり得ません。妥当な判断だと思いますよ。これで銘柄数はコロナショック前の水準に戻りました。

次にマザーファンドの純資産総額と資産別投資比率です。 純資産総額は6,393億円で、前月比6.2%増加しました。前月まで5ヵ月連続で減少していましたが、6ヵ月ぶりに増加に転じました。 資産別投資比率は、国内株式が69.6%(前月比1.4%ポイント増加)、海外株式が12.2%(同0.7%ポイント増加)、海外投資証券が1.0%(変わらず)、現金等17.2%(同2.1%ポイント減少)でした。

資産比率には、あまり大きな変化は見られず、引き続き高い比率で現金を保有しています。株価暴落に備えて、いざという時に買い増すしたたかさは変わりません。
最後に組入れ上位銘柄です。 4月も1位はドミノ・ピザ(DPZ)で変わりはありませんでした。2位のショーボンドホールディングスや3位の協和エクシオもいつも上位に食い込んでいます。先月初めて上位に顔を出したKDDIと日本電信電話(NTT)の2銘柄は、それぞれ5位(前月4位)、6位(同5位)でした。

巣籠り消費や在宅勤務の拡大を見据えて、通信会社の需要は高まるだろうと、レオス社が判断したのです。マイクロソフト(MSFT)が10位、就業時間管理システムなどを手掛けるアマノが8位というのも同様でしょう。
そんなポートフォリオが功を奏したのか、4月のパフォーマンスはTOPIX(配当込み)を上回りました。ひふみ投信は6.5%上昇、TOPIXは4.3%上昇でした。レオス社・藤野CEOも、(現金比率が高めなのに)自社の銘柄選択効果が高かったからと、やや自慢げなコメントをしています。 現在も1000億円規模の現金を有しており、株価暴落時には割安になった優良銘柄を買い増す準備はできているとのことですよ。
前月は変化が大き過ぎて、4月はあまり変わり映えしない印象でしたね。それでも、海外株式の比率が徐々に高まっていることは注目に値します。コロナショックで、国内株の多くを手放しても、海外株は保有し続けました。これは、ひふみ投信が海外株により信頼を置き始めた証拠なのかもしれません。
続いてひふみワールドです。
まずは組入れ銘柄数から。
4月の組入れ銘柄数は93銘柄で、前月比4銘柄増加しました。前月は新規投資はゼロだった模様ですが、4月は積極的に動いたようですね。どんな銘柄に投資したのか気になるところです。

ひふみワールドの資産配分比率は、以下のようになっています。
海外株式が81.1%(前月比約5%ポイント増加)、投資証券が2.2%、預金等は16.8%でした。コロナショックで落ち込んだ株価も4月は好調だったことや組入れ銘柄数が増えたことが、海外株式の比率が増加した要因ですね。

国別の資産配分比率では、米国が55.8%となり、前月比4.1%ポイント増加しました。米国以外の資産比率は、いずれもほぼ横ばいといったところです。

組入れ上位銘柄の1位はアイルランドのコンサルティングサービス会社アクセンチュア(ACN)、2位は半導体メーカーのテキサス・インスツルメンツ(TXN)でした。上位10社に米国企業は7社ランクインしていました。また新規で上位に顔を出したのは、8位にヘルスケア機器メーカーのエドワード・ライフサイエンス社(EW)です。こちらは経カテーテルによる心臓疾患治療のための人工弁や治療機器を開発する世界的な大手です。
またこれは勝手な想像なのですが、前月1位だったゲーム制作会社・TAKE-TWO INTERACTIVE SOFTWARE, INC.は売却された可能性が高いです。同銘柄は昨年12月から上位銘柄の常連で、2-3月は1位でした。しかし、同銘柄は4月上位10銘柄から消えました。
これについては、運用レポートでひふみワールド運用責任者・湯浅本部長が述べていることが当てはまるのかもしれません。
「ソーシャル・ディスタンシ ングの徹底でコンテンツ制作が困難になることや、無料サービスユーザー増加に より収益化に時間がかかる可能性もあることから関連企業で株価上昇した銘柄の 一部売却も行なっています」
昨年10月に運用の始まったひふみワールドの基準価額は、14日現在9,678円となっており、コロナショックによる底値8,145円からは18%回復しました。しかし、運用が始まった時は10,000円ですから、設定来としてはまだ-3.2%です。円高の影響も受けますし、株価の回復にはまだ時間が掛かるとの見方もあります。設定来の基準価格回復にはもう少し時間が必要そうです。
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レオス・キャピタルワークス(以下、レオス社)は、同社が運用する「ひふみ投信」と「ひふみワールド」の4月度運用レポートを発行しましたので、それぞれの特徴的な事柄をご紹介します。
まずはひふみ投信から。
4月分の紹介の前に、3月がどうだったかを振り返ってみますと、組入れ銘柄は前月比27銘柄(12.7%)増加の240銘柄でした。保有現金比率は19.3%(38%減)、組入れ銘柄の1位は2ヶ月連続で日本株でないドミノ・ピザ(DPZ)という状況でした。在宅機会が多くなることを捉えてドミノ・ピザを買ったのは正解でしたね。
さて4月はどうだったでしょうか?
まずは組入れ銘柄数です。4月は前月比1銘柄多い241銘柄となりました。前月に27銘柄も増やしましたからね、連続して大幅増加はあり得ません。妥当な判断だと思いますよ。これで銘柄数はコロナショック前の水準に戻りました。

次にマザーファンドの純資産総額と資産別投資比率です。 純資産総額は6,393億円で、前月比6.2%増加しました。前月まで5ヵ月連続で減少していましたが、6ヵ月ぶりに増加に転じました。 資産別投資比率は、国内株式が69.6%(前月比1.4%ポイント増加)、海外株式が12.2%(同0.7%ポイント増加)、海外投資証券が1.0%(変わらず)、現金等17.2%(同2.1%ポイント減少)でした。

資産比率には、あまり大きな変化は見られず、引き続き高い比率で現金を保有しています。株価暴落に備えて、いざという時に買い増すしたたかさは変わりません。
最後に組入れ上位銘柄です。 4月も1位はドミノ・ピザ(DPZ)で変わりはありませんでした。2位のショーボンドホールディングスや3位の協和エクシオもいつも上位に食い込んでいます。先月初めて上位に顔を出したKDDIと日本電信電話(NTT)の2銘柄は、それぞれ5位(前月4位)、6位(同5位)でした。

巣籠り消費や在宅勤務の拡大を見据えて、通信会社の需要は高まるだろうと、レオス社が判断したのです。マイクロソフト(MSFT)が10位、就業時間管理システムなどを手掛けるアマノが8位というのも同様でしょう。
そんなポートフォリオが功を奏したのか、4月のパフォーマンスはTOPIX(配当込み)を上回りました。ひふみ投信は6.5%上昇、TOPIXは4.3%上昇でした。レオス社・藤野CEOも、(現金比率が高めなのに)自社の銘柄選択効果が高かったからと、やや自慢げなコメントをしています。 現在も1000億円規模の現金を有しており、株価暴落時には割安になった優良銘柄を買い増す準備はできているとのことですよ。
前月は変化が大き過ぎて、4月はあまり変わり映えしない印象でしたね。それでも、海外株式の比率が徐々に高まっていることは注目に値します。コロナショックで、国内株の多くを手放しても、海外株は保有し続けました。これは、ひふみ投信が海外株により信頼を置き始めた証拠なのかもしれません。
続いてひふみワールドです。
まずは組入れ銘柄数から。
4月の組入れ銘柄数は93銘柄で、前月比4銘柄増加しました。前月は新規投資はゼロだった模様ですが、4月は積極的に動いたようですね。どんな銘柄に投資したのか気になるところです。

ひふみワールドの資産配分比率は、以下のようになっています。
海外株式が81.1%(前月比約5%ポイント増加)、投資証券が2.2%、預金等は16.8%でした。コロナショックで落ち込んだ株価も4月は好調だったことや組入れ銘柄数が増えたことが、海外株式の比率が増加した要因ですね。

国別の資産配分比率では、米国が55.8%となり、前月比4.1%ポイント増加しました。米国以外の資産比率は、いずれもほぼ横ばいといったところです。

組入れ上位銘柄の1位はアイルランドのコンサルティングサービス会社アクセンチュア(ACN)、2位は半導体メーカーのテキサス・インスツルメンツ(TXN)でした。上位10社に米国企業は7社ランクインしていました。また新規で上位に顔を出したのは、8位にヘルスケア機器メーカーのエドワード・ライフサイエンス社(EW)です。こちらは経カテーテルによる心臓疾患治療のための人工弁や治療機器を開発する世界的な大手です。
またこれは勝手な想像なのですが、前月1位だったゲーム制作会社・TAKE-TWO INTERACTIVE SOFTWARE, INC.は売却された可能性が高いです。同銘柄は昨年12月から上位銘柄の常連で、2-3月は1位でした。しかし、同銘柄は4月上位10銘柄から消えました。
これについては、運用レポートでひふみワールド運用責任者・湯浅本部長が述べていることが当てはまるのかもしれません。
「ソーシャル・ディスタンシ ングの徹底でコンテンツ制作が困難になることや、無料サービスユーザー増加に より収益化に時間がかかる可能性もあることから関連企業で株価上昇した銘柄の 一部売却も行なっています」
昨年10月に運用の始まったひふみワールドの基準価額は、14日現在9,678円となっており、コロナショックによる底値8,145円からは18%回復しました。しかし、運用が始まった時は10,000円ですから、設定来としてはまだ-3.2%です。円高の影響も受けますし、株価の回復にはまだ時間が掛かるとの見方もあります。設定来の基準価格回復にはもう少し時間が必要そうです。
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