こんにちは。時短父さんです。
米コングロマリットのスリーエム(MMM、以下3M)は、米国防総省と医療用マスクN95を生産を拡大することで合意したと発表しました。3Mと国防総省は2つの契約を交わしたとのこと。総額は1億2600万ドルになります。

発表文によると、これは国防生産法に基づく契約で、3Mは国内で月間3900万枚のマスクを追加的に生産できるようになります。3Mは新型コロナの拡大が始まった1月以降、N95の生産を月間3500万枚まで増やしてきました。
3Mは、N95増産に向けた追加的な投資8000万ドルをすでに行っていて、2200万枚が加えられると見込んでいました。今回の国防総省との契約により、生産量は約3倍に拡大し、10月までに月間9500万枚となるそうです。
3Mのマイク・ローマンCEOは以下のようにコメントしています。
「3Mは、医療の最前線で働く従事者のために、十分に必要な量を生産するため、昼夜問わず働いています。国防総省との契約により、私たちは生産能力を更に拡大できることでしょう。トランプ政権と国防総省の協力に感謝します」
実際の生産は、ウィスコンシン州に建設中の新規生産ラインにて6月から始まる見込みです。元々同州にあった生産ラインは、拡張が進むサウスダコタ州のプラントに移管されることになりました。
3Mは米国内での生産拡大だけでなく、中国やアジアの拠点からの輸入も決めていて、実際輸入は始まっています。この件はトランプ政権と一揉めありましたが、年間1億6600万枚に達する見込みです。
3MはN95マスクの最大の生産者ですが、唯一の生産者ではありません。電子制御システムや自動化機器を製造販売しているハネウェル(HON)もロードアイランド州のプラントでN95を増産し、アリゾナ州では今月から新たなプラントが稼働しています。
全米を挙げての総力戦の様相となっていますね。でもこれくらいやらないと、ウイルスとの戦いには勝てないのでしょう。各社がN95の生産増加をしていて、医療従事者にとって心強いのは確かです。
投資家・株主としても、特需の恩恵を受けています。3Mの第1四半期は2%の増収、45%増益でした。しかしながら少し心配なのは、マスクの作り過ぎです。今は供給が追い付いていないから、増産でも良いですが、この危機はいつかは収束します。危機が収束した時に、抱えきれないくらいに在庫が膨らまないことを願うばかりです。
各社の積極的な投資は歓迎するも、過剰な投資にならないかは、各々の経営陣がしっかりと動向を見極めてもらいたいところですね。
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