こんにちは。時短父さんです。
米石油メジャーのエクソン・モービル(XOM)は2020年第1四半期の決算を発表しました。
売上高は561億ドルで、前年同期比11.7%減少しました。石油製品の需要減退や、原油・天然ガス価格の下落の影響で、売上が落ち込みました。
純損失が6.1億ドルとなり、約30年ぶりの赤字計上となりました。エネルギー価格の下落により、棚卸資産などの減損処理を29億ドル計上したことが響きました。ただこの減損処理によるキャッシュの流出はありません。
希薄化後1株利益は-0.14ドルとなり、前年同期の0.55ドルから大きく減少しました。減損処理分が0.67ドル分利益を押し下げました。

石油製品の生産は日量400万バレルで、前年同期比2%増加しました。川上部門ではガイアナやパーミアン盆地での生産分として9%増加したことで、天然ガスの生産減を相殺しました。生産は増加したものの、取引価格の下落により、川上部門の利益は合計で81%減少しました。2019年4Qとの比較では、99%減少しました。

川下部門はさらに厳しい状況が続いています。米国内での売り上げはやや持ち直したものの、1億ドルの赤字でした。米国外では前年比430%悪化し、5.1億ドルの赤字となりました。合計で6.1億ドルの赤字で、前年比138%も赤字幅が拡大しました。
化学部門では米国内は利益が78%増加したものの、米国外では140%減少して1.4億ドルの赤字となりました。合計で1.4億ドルの黒字でしたが、前年比72%減少しました。
エクソン・モービルのキャッシュフローについては以下の通りです。
営業CFは62億ドル(24%減)、投資支出は71億ドル(3.7%増)となり、フリーCFは8.6億ドルのマイナスとなりました。営業CFマージンは11.2%(2%ポイント悪化)でした。

市場動向の変化と流動性確保の観点から、エクソンは2020年の投資額の見直しをすでに発表しています。投資支出を30%削減すること、キャッシュ支出を伴う営業費用を15%削減することです。当初予定では330億ドルを予定していましたが、230億ドル程度に減らす見込みです。
エクソン・モービルの赤字転落は約30年ぶりとのこと。30年前までは振り返ることはできないのですが、1999年以降の利益推移を調べてみると、確かにあながち間違いではないようです。30年の間には様々は逆風があったことでしょう。それでもしっかりと利益を残してきたエクソン。

2020年1Qの赤字は減損処理が響いたとはいえ、そのインパクトの大きさを物語っていると思います。このままエクソンは終わっちゃうのかな。いろいろな意見はあると思いますが、私はまだ生き残るだろうと思います。
原油安で米国内のシェール企業の破たんが続けば、生産は減少傾向となり、価格は持ち直す可能性があります。破綻した企業の設備などを安くエクソンが取得できれば、エネルギー価格が持ち直した時に、利益を押し上げるアクセルになり得ます。
エクソンは四半期配当を0.87ドルで維持しました。これは株主にとって朗報というだけでなく、経営陣の自信の表れでもあります。何としてでも立て直す意志を、私は感じ取ります。幸いにして、米国内の多くの州で経済活動が再開され始めました。欧州でも少しずつ再開され、中国では大型連休で1.2億人が移動するとのこと。経済が動き、人が移動すれば、エネルギーの需要は高まります。エクソン・モービルにとって今は耐え時ですが、近い将来は明るいと思います。
今日もポチっとお願いします。
↓↓

米石油メジャーのエクソン・モービル(XOM)は2020年第1四半期の決算を発表しました。
売上高は561億ドルで、前年同期比11.7%減少しました。石油製品の需要減退や、原油・天然ガス価格の下落の影響で、売上が落ち込みました。
純損失が6.1億ドルとなり、約30年ぶりの赤字計上となりました。エネルギー価格の下落により、棚卸資産などの減損処理を29億ドル計上したことが響きました。ただこの減損処理によるキャッシュの流出はありません。
希薄化後1株利益は-0.14ドルとなり、前年同期の0.55ドルから大きく減少しました。減損処理分が0.67ドル分利益を押し下げました。

石油製品の生産は日量400万バレルで、前年同期比2%増加しました。川上部門ではガイアナやパーミアン盆地での生産分として9%増加したことで、天然ガスの生産減を相殺しました。生産は増加したものの、取引価格の下落により、川上部門の利益は合計で81%減少しました。2019年4Qとの比較では、99%減少しました。

川下部門はさらに厳しい状況が続いています。米国内での売り上げはやや持ち直したものの、1億ドルの赤字でした。米国外では前年比430%悪化し、5.1億ドルの赤字となりました。合計で6.1億ドルの赤字で、前年比138%も赤字幅が拡大しました。
化学部門では米国内は利益が78%増加したものの、米国外では140%減少して1.4億ドルの赤字となりました。合計で1.4億ドルの黒字でしたが、前年比72%減少しました。
エクソン・モービルのキャッシュフローについては以下の通りです。
営業CFは62億ドル(24%減)、投資支出は71億ドル(3.7%増)となり、フリーCFは8.6億ドルのマイナスとなりました。営業CFマージンは11.2%(2%ポイント悪化)でした。

市場動向の変化と流動性確保の観点から、エクソンは2020年の投資額の見直しをすでに発表しています。投資支出を30%削減すること、キャッシュ支出を伴う営業費用を15%削減することです。当初予定では330億ドルを予定していましたが、230億ドル程度に減らす見込みです。
エクソン・モービルの赤字転落は約30年ぶりとのこと。30年前までは振り返ることはできないのですが、1999年以降の利益推移を調べてみると、確かにあながち間違いではないようです。30年の間には様々は逆風があったことでしょう。それでもしっかりと利益を残してきたエクソン。

2020年1Qの赤字は減損処理が響いたとはいえ、そのインパクトの大きさを物語っていると思います。このままエクソンは終わっちゃうのかな。いろいろな意見はあると思いますが、私はまだ生き残るだろうと思います。
原油安で米国内のシェール企業の破たんが続けば、生産は減少傾向となり、価格は持ち直す可能性があります。破綻した企業の設備などを安くエクソンが取得できれば、エネルギー価格が持ち直した時に、利益を押し上げるアクセルになり得ます。
エクソンは四半期配当を0.87ドルで維持しました。これは株主にとって朗報というだけでなく、経営陣の自信の表れでもあります。何としてでも立て直す意志を、私は感じ取ります。幸いにして、米国内の多くの州で経済活動が再開され始めました。欧州でも少しずつ再開され、中国では大型連休で1.2億人が移動するとのこと。経済が動き、人が移動すれば、エネルギーの需要は高まります。エクソン・モービルにとって今は耐え時ですが、近い将来は明るいと思います。
今日もポチっとお願いします。
↓↓
コメント