こんにちは。時短父さんです。

新型コロナの感染者数は増え続けていますが、株式市場にとっては徐々に希望の光は見え始めてきました。同感染症の治療薬としての利用が期待される「レムデシビル」の治験がうまく行ったことや、米国の原油週間在庫が予想より増えていないことなど、株価上昇を後押しする材料が増えてきました。4月も月末を迎えており、資産残高とポートフォリオを公開します。
2020年4月末資産合計

資産残高合計は981.6万円で、前月比112.3万円増加しました。前月はコロナショックが直撃したことで、一月で100万円以上が吹き飛びましたが、4月はこれをほぼ取り返しています。もちろん株価水準が完全に戻ったわけではなく、口座への入金と配当受け取りの効果があったことは確かです。

評価損益は-177.8万円で、前月比93.5万円減少しました。いくらか株価は戻してきたとはいえ、まだまだ含み損を抱えている銘柄(特に、JT、KHC、XOM、M)があり、これらが悩みの種であることには変わりありません。

2020年4月末資産と評価損益推移

資産残高は19年12月末をピークに3ヵ月連続で減少していましたが、ここにきてやっと増加に転じました。こうやって改めて資産の推移を見てみると、一貫して増加してきている訳ではなく、増減繰り返しながら、緩やかに増えているのが分かります。子持ちサラリーマンで、毎月投資に回せる額も限られていますから、ゆっくり資産を増やしていければ良いですね。

4月は新規でSPDR S&P 米国高配当株式 ETFに投資をしました。20年以上の連続増配をしている配当貴族銘柄のうち高配当銘柄を重点的に投資するETFで、私の投資戦略と合致していることから投資を開始しました。これから徐々に比率を増やしていきたいなと思います。

またAT&Tにも追加投資を10万円分行いました。5月からは新しい動画配信サービス「HBOマックス」の提供が始まります。巣篭り消費の拡大でネットフリックスなどが好調なように、AT&Tもその需要を取り込めるかが注目されます。

4月は3銘柄から配当を受け取りました。コカ・コーラ(KO)から43ドル、フィリップモリス(PM)から77ドル、メイシーズ(M)から144ドルです。何度も言っていますが、Mはコロナの影響で7月の配当を停止しました。額が大きいだけに、年間配当受け取り計画に狂いが生じてしまいました。


新規投資・追加投資、配当の受け取りを受けて、時短父さんの米国株ポートフォリオは以下のようになりました。

2020年4月末ポートフォリオ【米国株】

最大保有比率はベライゾン(VZ)とクラフト・ハインツ(KHC)の8.9%となっています。驚くべきことにKHCが最大比率。これまでナンピン買いを続けてきたことで、保有株数が増えていたのに加えて、四半期決算への期待から株価が上昇に転じているからです。VZの株価は、このコロナショックでも20%程度しか下落しませんでした(S&P500は33%)。

最小比率銘柄はSDYの1.1%です。まだ買ったばかりなので、仕方ありません。今後はV、MSFT、SDYを主に買って行き、比率を他と同水準まで引き上げる予定です(※Mは買付停止中)。

このままの比率で行きますと、5月はSDYとマクドナルド(MCD)を買い増すことになりそうです。

4月の株価騰落率を振り返っておきます。
2020年4月末保有銘柄株価騰落率

3月は保有銘柄全てが大幅な下落を記録していました。しかし、その反動もあって、4月は全銘柄上昇しました。上昇率トップは、意外やエクソン・モービル(20.8%)。原油先物がマイナスを付けたり、OPECの協調減産があったり、貯蔵の余地が少なくなったり、原油に関わる話題は絶えませんが、もう下がるところまで下がったということでしょう。心配されていた減配も回避されたので、投資家が安心したのかもしれません。1Qの決算は5月1日に発表されます。

2位も意外なメイシーズ(M)で19.9%。コロナの影響で全店閉鎖されており、キャッシュの流出を止めるのに精いっぱい。借入枠を確保したり、従業員を一時帰休させたり策をとっています。株価が上昇したのは、同業のJCペニーが破綻する可能性が高く、経済活動再開時に顧客がメイシーズに回るとの期待からでしょう。とはいえ、百貨店の経営は厳しく、コロナ前の水準(もヤバいけど)まで戻すにはかなりに時間を要します。1Qの決算発表あ5月13日の予定です。

3位はクラフト・ハインツ(KHC)で19.5%でした。これは素直に嬉しいです。巣篭り消費により同社の食料品が売れているのは確かです。会社が発表したところによれば、1Qはオーガニックセール(既存事業売上高)が前年比6%増加するとの予想です。ただ利益がそれに伴うかは不透明です。生産拡大により費用が増えているとの話も聞くからです。同社の費用の多さは以前から指摘されてきたことです。1Q決算発表は4月30日(本日)です。


4月は株価が上昇して終わってくれたので、ひとまず安堵しました。それでも評価損が177万円もあると、まだ安心はできません。コロナの業績への影響が一番出るのは4-6月期です。ここを乗りきれるかどうかが、ポイントですね。とはいえっても、一個人投資家にできることは限られています。無理な投資はしないこと、生活防衛資金(現金)は確保しておくことです。今は誰もが苦しい時です。でも明けない夜はない。将来、あの時に保有し続けて良かった、買い続けておいて良かったと思えるようにしたいものです。


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