こんにちは。時短父さんです。

時短父さんは毎月第2・第4金曜日に、保有銘柄のうち最低評価銘柄を10万円分買い増すことにしています。現在はイレギュラー的な運用を行っており、第4金曜はVとMSFT、SDY、と買付停止中のMを除く、10銘柄から選んで買い付けています。

最低評価銘柄を定額分買い付けるメリットは、ポートフォリオのリバランス、これに尽きます。毎回同額を買い足していったとしても、どうしても相場の変動、個別銘柄の材料によって株価は動きます。一つの銘柄だけがポートフォリオで大きくなり過ぎたり、逆に小さくなり過ぎるのは、好ましいとは思えません。特にインカム投資家は減配リスクと隣合わせですから、リスクは均等に分散させておくべくだと思います。

さて今回(4月第4金曜)は、米通信大手のAT&T(T)を買い付けました。

買い付け画面(2020年4月)

買い付け数量は29株、単価は29.49ドル、受渡代金は97,323円でした。配当利回りは7.1%です。

下の株価チャートは、私がAT&Tを買い付けた時期を、緑色の○で示しています。
株価チャート(2020年4月)

AT&Tの株価は、2019年に30%上昇していましたが、2019年の決算とコロナ危機が相まって、一年間の上昇分が吹き飛んでしまいました。おかげで、今回買った株価が最も安くなりました。わーい。わーい。安く買えたから良かったー。とそんなに呑気にもしていられません。配当利回りは7%超です。多くの投資家は、コロナ危機下とはいえAT&Tを見限っている水準です。

何故AT&Tの株価が下がっているのかといえば、ディレクTVを含む衛星放送の契約数がどんどん減少していること(第1四半期は89万件減少)に加え、この事業とタイム・ワーナーを買った時の負債(2,000億ドル)が重荷になっているからですね。極端な話、負債があったとしても良いのです。負債は資産の裏返し。資産を有効に活用できているなら、問題は特にありません。

しかし、それができていないのです。昨年10月には、物言う株主(アクティヴィスト)のエリオット・マネジメントからの要求を受け、AT&Tは100億ドル規模の資産・事業売却や取締役の追加などを含めた経営3カ年計画を発表することになりました。

これを受けて(経営改革の一環として)、AT&Tはランドール・スティーブンソンCEOの交代(2021年まで会長に就任)を発表しました。新たにCEOに就任するのはジョン・スタンキー氏で、現在はCOO(最高執行責任者)を務めています。スタンキー氏は、ワーナーメディアや5月27日に開始する動画配信サービス「HBOマックス」の創設を統括してきました。

スティーブンソン氏が2007年にCEOに就任してから、同社の株価は25%下落しています。それには先日、Tモバイルとスプリントの合併が承認されましたが、かつてはAT&TがTモバイルを買収しようとしていた(が、失敗)ことが要因としてあります。スタンキー新CEOにとっては、コロナ危機真っ只中での経営のバトンタッチとなり、巨大ライバル企業との競争あり、HBOマックスのスムーズな開始など、課題は山積しています。

エリオット・マネジメントも、CEO交代には一応「支持」しているようで、経営がうまく行くことを期待したいですね。


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