こんにちは。時短父さんです。

ファストフードチェーン大手のマクドナルド(MCD)は、第1四半期(1~3月期)の世界の既存店売上高が3.4%減少した、と発表しました。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う、各国による営業停止措置や外出規制などが響きました。

マクドナルドが発表したところによると、1~2月の既存店売上高は前年同期比7.2%増加と、堅調に推移していました。米国内は8.1%増加、その他地域は6.5%でした。この頃はまだ中国が感染の中心だったため、営業上の影響はあまり出ていませんでした。

その後、欧米で一気に拡大すると、多くの地域で生活必需品を販売する店以外は営業ができなくなり、マクドナルドも店舗を閉鎖せざるを得なくなりました。3月の既存店売上高は、米国内で13.4%減少、その他地域で34.7%減少、合計で22.2%の減少となってしまいました。


8日現時点の各国の店舗状況は、以下の通りです。

・米国内は(モール内以外は)全店舗営業しており、ドライブスルーや持ち帰りで対応
・オーストラリア、カナダ、ドイツ、ロシアは、営業時間などを限定して営業。ドライブスルーや持ち帰りで対応。
・フランス、イタリア、スペイン、イギリスは全店舗閉鎖
・中国は98%の店舗で営業(2月初めは25%が閉鎖していた)
・日本は全店舗営業
・ブラジルでは60%の店舗が営業時間を短縮して営業
・その他の地域でも、政府による規制に従い営業

これだけの営業状況になれば、売上高が2割減少しても不思議ではありませんね。むしろ"2割に留まった"と評価できると思います。

結果的に、第1四半期は全体で3.4%減少、米国内は0.1%増加、その他地域は6.9%減少でした。四半期の既存店売上高が前年同期比で減少になるのは、ここ数年間では初めてのことです。
【MCD】1Q既存店売上高推移

既存店売上高が3.4%減少したとのことで、実際の売上高はどうなるのか、前年同期の全店舗売上高から算出してみました。すると、単純計算ではありますが、第1四半期の売上高は48.7億ドルになります。第1四半期としては6年連続で減収です。

売上高が3.4%減少したからと言って、利益まで減るとは限りません。マクドナルドは、連続して減収の一方で、営業利益、純利益を伸ばしてきました。
MCD 1Q業績推移

今回はさすがに減益とはなるでしょうが、"思った程には"減らないのではないかと予想します。


またマクドナルドは、フランチャイズ加盟店に対する資金の流動性確保のために、賃料やロイヤリティの回収を一時的に見合わせること認めました。サプライヤーに対しても、フランチャイズ加盟店からの支払い猶予を求めました。

投資についても見直しを行います。2020年の投資支出を10億ドルまで引き下げます。また全世界を対象に新規出店数を抑制することになりました。

自社株買いも停止し、財務上の柔軟性を確保します。多くの企業で同様の措置が採られていますが、自社株買いに支えられた株高に影響が出るのは必至です。

この危機に対して、財務上の基盤を強化するために、マクドナルドは第1四半期のうちに65億ドルを調達(20億ドルの借入含む)しています。

さらにクリス・ケプチンスキーCEOは基本報酬を50%カット、その他取締役も25%の報酬カットを行います。昨年秋に就任したばかりなのにいきなり報酬カットはキツイですね。

 そして、マクドナルドは2020年通期の業績見通し(2月に発表していた分)を撤回しました。新型コロナの影響を更に精査する必要があり、見直しに迫られたからです。新たな業績見直しは4月28日に発表される予定です。

今回は既存店売上高の公表でした。利益は月末の決算発表を待つしかありません。例え数字が悪かったとしても、私はマクドナルドの展望にあまり悲観していません。必ずこの危機を乗り越えられると信じています。


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