こんにちは。時短父さんです。

朗報です!!!

米食品大手のクラフト・ハインツ(KHC)は、6日のプレスリリースで、その中で第1四半期の売上高が前年同期比3%増加、既存事業売上高が同6%増加になる見込みだと公表しました。ただし、既存事業売上高については、前回予想よりもわずかに低い見込みとのこと。それでも売上高増加の見込みは、クラフト・ハインツ株ホルダーにとっては、朗報に違いありません。

クラフト・ハインツの場合、売上高前年同期比3%増加というのは、61.3億ドルに相当します。既存事業売上高の同6%増加は63.8億ドルに相当します。第1四半期で見れば、ここ数年間売上高は毎年減少していましたので、3%増の予想でも大幅な増加と言えます。しかし、同社は大幅な売上高増加の全てが、純利益や一株利益の増加に結び付くわけではないとコメントし、控えめな姿勢を崩していません。

【KHC】1Q売上高推移

何故、長年売上高の減少に苦しんできたクラフト・ハインツが、ここに来て売上高を反転させそうな予想なのかというと、これは新型コロナの感染拡大によって、北米の多くの地域で外出規制が続いているからです。外出規制・都市封鎖によって、外食産業が営業を停止に追い込まれており、庶民は自宅待機を余儀なくされている中で、自宅で簡単に食べられる缶詰や冷凍食品など保存が効く加工食品への需要が高まっています。買い溜め需要が起きているのです。

外出規制があるとはいえ、日用品や食品を揃える店舗の営業は許可されていることが多く、消費者も買い出しに行くことができます。生活必需品ではないモノを売っている小売り店舗(例えばデパートやショッピングモールとか)が閉まっている現状では、消費者は日用品や食品によりお金を掛けることが考えられますね。

クラフト・ハインツ株ホルダーにとっては、この危機をきっかけにして、これまで人気が落ちてきていたブランドの見直し買いが始まることを期待したいですね。仕方なく自宅にいるからクラフト・ハインツ製の食品を食べてみたら「意外と美味しい」とか「便利だ」とかいう前向きな反応をする消費者が増えたら良いですね。

クラフト・ハインツは、この新型コロナ感染拡大に対して、フードバンクを通じて1,200万ドル相当の寄付を行っています。世界的な危機に対して、グローバル企業は自社ができることを行っています。食品会社として、クラフト・ハインツは食事の無償提供を行っています。ミゲル・パトリシオCEOは「私たちのミッションは明確だ。世界中に食事を提供し続けるという大きな責任です。」と述べています。現在は、食事に困っている方たちを救うという一点で寄付を行っているわけですが、長期的にはクラフト・ハインツのファンが増えていけば良いと思います。

また新型コロナの影響で、5月初旬に予定されていた株主総会も延期が決まりました。移動制限が緩和されたらですが、おそらく第3~4四半期のどこかでできるだろうとのこと。株主総会では、幹部が今後の新たな事業戦略・長期ビジョンの詳細をアナリスト・投資家・メディアと共有するつもりでいます。

パトリシオCEOは株主総会延期を受けて、以下のようにも述べています。
「私たちは、ここ数カ月の間で、新たな力強い戦略を展開し、事業構造を転換し、必要な投資を行ってきています。この危機に直面して、私たちの力強い実行力は、これまで築いてきた進歩を反映しています。新たなビジョンと長期的な成長フレームワークを、投資家や外部関係者と共有するのを楽しみにしていました。しかし、前例のない新型コロナの状況では、クラフト・ハインツにとって、株主にとって、消費者にとって最良なのは、自社の工場から商品を店頭に並べ、消費者のテーブルに並べることだと判断しました」

昨年就任したパトリシオCEOは、本当に良くやっていると思います。信用力の落ちたブランド再生のために尽力している姿と、語りかける言葉は株主の共感を得ます。株価にはまだそれが反映されておらず、非常に残念ではあります。第1四半期の決算(特に利益)が予想を上回るものであれば、投資家の見方も変わってくると思います。クラフト・ハインツ株ホルダーにとっては、まだまだ辛抱強さが求められますが、少しずつ希望が見えてきた気がします。


今日もポチっとお願いします。
↓↓
にほんブログ村 株ブログ 米国株へ