こんにちは。時短父さんです。

またまた史上最大の上げ幅です。24日のニューヨーク株式市場では、ダウ平均株価が前日比2,112ドル上昇して、終値で2万ドルの節目を回復しました。
チャート

米トランプ政権が打ち出した、220兆円規模の経済対策を審議している連邦議会で、与野党が近く合意するとの楽観論が拡がったためです。前日は合意は難しいと見られていて、580ドルほど下落していました。その反動もあり、24日は大幅高となったのです。

史上最大の上げ幅とのことですが、つい最近(3月13日)も1,985ドルで同じことを言っていましたね。この1ヶ月間に史上最大の上げ幅を何回経験したことか。史上最大の下げ幅もありましたよね?

上がっては下げて、下げては上がって…もちろん通常の株式相場もそうなのですが、何と言ってもその幅が大き過ぎます。史上最大は数年に一度聞ければ良いのに、1ヶ月に何度も聞いていると、感覚が鈍ります。


明日はまた急落だろ?と。
これは誰もが思っていることだとは思います。今日が史上最大の上げ幅だったからと言って、このままスムーズに株価が回復する訳はありません。

そもそもの発端である新型コロナの収束は見通せていないですし、3月の米総合購買担当者景気指数は前月比で9.1ポイント低下して、40.5となりました。2009年10月以来で最低の水準だったそうです。ブルームバーグが報道したところでは、主要エコノミストは4-6月期の米失業率が6~12%に達すると見ています(2月は3.5%)。

トランプ大統領は、4月中旬のイースター(復活祭)頃までに経済活動が再開されないと、国は崩壊するとテレビインタビューで述べていました。一部の州知事からは「時期尚早」だとして反対もあるようですが、大規模な経済対策だけでは保たないのも事実でしょう。

悪化する経済指標、大規模経済対策、感染拡大など、日々表に出てくる状況を考えると、投資家心理は期待と進展と後退の繰り返しです。つまりは、しばらくは株価も乱高下を繰り返します。

私たち個人投資家ができること、それは無理しない範囲で少しずつ保有株を増やすこと。一部の超富裕層が大バーゲンだといって、株式を買い漁っているような真似はせず、ただ淡々と買い増して下さい。
企業業績の悪化はほぼ確実なので、必要かつ十分な生活防衛資金を確保した上で、ということも忘れずにしたいです。

私たちは株式投資で誰かとパフォーマンスを争っている訳でも、市場を出し抜こうとしている訳でもありません。将来の自分年金作りとか、キャッシュマシーン作り、つまり生活に多少のゆとりを持たせるために株式投資をしているはずです。

現在の生活を壊さないためにも、冷静に、予め決めたルールに則って投資を楽しみたいものですね。

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