こんにちは。時短父さんです。

クラフト・ハインツ(KHC)は、20日COVID-19の拡大を受けて、世界中の消費者とその家族に向けて、1,200万ドル(13億円)の支援を行うことを発表しました。

まずは米国内向けに660万ドル相当の食糧を、フードバンクを通じて提供します。同時に世界の他に地域、感染の深刻なイタリアやスペイン、オーストラリアなどのフードバンクとも協力していくことになっています。

次に190万ドルのキャッシュをFeeding Americaという、米国最大の食糧支援組織に寄付を行います。同組織は、国内に多数のローカル組織を持っていて、地域の貧困層向けに毎年43億食を提供しています。

さらに470万ドル相当の自社製品(クラフト・マカロニ&チーズ、ハインツ・グレイビー、冷凍食品など)を、こちらもFeeding Americaを通じて提供します。
mac&cheese

クラフト・ハインツがCOVID-19関連で食糧支援を行うのは、これが初めてではありません。感染拡大が深刻だった中国においては、すでに現地のパートナー会社を通じて4,000食の乳幼児食が、5省の25の病院に配布されました。イギリスでは、1,200万食の無料の朝食が配られましたし、カナダでも近日中に10万食分のマカロニ&チーズが配られる予定です。

クラフト・ハインツのミゲル・パトリシオCEOは、「現在の危機的状況下において、食糧と栄養が必要な人々を救う重要な役割を、当社は担っている。この支援は世界中の支援を必要としている人々を助け、食糧格差を解消する手助けとなるよう、すばやく、インパクトのあるものになる。」とコメントしています。

にしても、会社の業績が悪い中で、よくもまぁ大きな寄付を行いますね。しかもキャッシュも使って。同社が行う1,200万ドルという額は、売上高の0.05%未満に過ぎませんから、大したことないと言えばその通りです。会社を社会に役立てるという姿勢は評価できますが。


日本でも似たようなことがありましたね。学校の一斉臨時休校に伴って、給食を食べられなくなったからといって、コンビニ大手のローソンがおにぎりを複数日に分けて58万個を提供するというものでした。消費者からは好意的に受け止められており、ローソンのブランド力を上げる良い機会だとの評価もあります。子供たちがこの困難を乗り越えた時、あの時食べたのはローソンのおにぎりだった、と思い出してくれるからと。

ブランド力向上・・・どこかの会社でもそれが喫緊の課題となっていましたね(笑)
そうクラフト・ハインツです。クラフト・ハインツの業績が悪い根本的な理由は、そのブランド力が落ちているからです。ブランド力の低下が売上を落とす要因となるだけでなく、それに見合うキャッシュを稼げないという理由で、巨額の減損損失が発生してしまうのです。同社には、ハインツとクラフト以外にも多数のブランドがあり、それは今のクラフト・ハインツにとってはリスクになってしまっているのです。

もちろん一連の食糧支援を、同社幹部がどこまでブランド力向上に貢献するかとか考えているかは分かりません。一途な思いで支援を申し出ているのかもしれないですし、下心丸出しかもしれません(ないことを祈るが)。投資家・株主としては、結果としてクラフト・ハインツの認知度・ブランド力が向上することを期待しておきたいと思います。


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