こんにちは。時短父さんです。
11日、モトリー・フール(英語版)に3Mについての記事がアップされていました。新型コロナウイルスの感染拡大によって、需要が急増している同社製のフェイシャルマスクが業績に与える影響について書かれていました。同銘柄の保有者である方はもちろん、そうでない方にも気になるところではないでしょうか?弱気相場入りした株式市場において、少しでも反転する好材料を見つけたいでしょうから。
10日、JPモルガン主催の会議において、出席した3Mのマイク・ローマンCEOは、同社製マスク「N95」の売上に関して、多数の質問を受けました。同マスクに関しては、先週マイク・ペンス副大統領が3M本社を訪れ、増産を要請したばかりだったからです。

質問を受けてローマン氏は、今回の新型コロナウイルスに伴う具体的な数字は挙げなかったものの、N1H1インフルエンザが拡がった際と同等の売上があり得るとしました。それは大体2.5億ドルです。
3Mは現在、世界中でマスクの生産を増やしていて、発生源である中国においても旧正月期間も生産を続けてきました。それでも店頭にはマスクがないのですから、やはり異常事態なんです。
こんなにもマスク需要が高いのだから、少しでも製品価格を上げて、収益力を改善させるきっかけにでもしたくなることでしょう。マスクがいくらで転売されていたかは知りませんが、きっと法外な値段を吹っかけていたはずです。
でも3Mはそれをしてきませんでしたし、今もしていません。価格引き上げは棚上げにして、生産を増やし販売数量で売上を伸ばすことにしたのです。全ては消費者のためです。まぁ、たかだか2.5億ドル程度であれば、価格引き上げをしたところで、逆に企業イメージを損なうかもしれませんしね。
でもそういう誘惑に負けずに責任ある企業としての振る舞いは、株主として誇らしいですね。汚い手で稼いだお金で、配当を払ってほしくないですから。業績が不振なのは、何とかしてもらいたいのですが、まずは3Mの社会的責任を垣間見た気がします。
モトリーフールの記事によれば、マスク事業はパーソナル・セイフティ部門に属し、同部門は全社売上高の11%を占めているそうです。また昨年第1四半期は9.39億ドルの売上高があったみたいですね。これに2.5億ドルが単純にプラスされてくるわけではないですが、それなりにインパクトはありそうです。
個人的には思うのは、今はこういう状況だからマスクは買われていますが、コロナウイルスが終息したどうか?ということですね。マスクの需要は減るでしょうか?確かに、マスクバブルとなっている現況と比べれば、減るでしょう。
しかし、政府や自治体、企業、団体、個人がそれぞれに一定量の備蓄をして行くと見ています。そう震災の後に、非常食や日用品を買い揃えるのと似たように。備蓄需要がしばらくは続いて行くのではないかと考えています。
もちろん3Mはマスクだけを製造しているわけでないので、パンデミックが収束して、経済が回復して行くのが一番望ましいです。その過程で消費者が、あの時に世話になったなと、3Mを思い出してくれたら、3Mに関わる人間として嬉しいですね。
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