こんにちは。時短父さんです。

毎週日曜日か、月曜日に、その週に権利落ち日を迎える米国株の銘柄紹介をしています。これまで大型株や優良株、S&P500指数採用銘柄などを中心に、毎回10銘柄前後を紹介してきました。しかし記事にする基準がやや曖昧で、だらだら銘柄情報を書いているとした感じが否めませんでした。そこで反省を踏まえて、より読者の皆さんにとって興味のありそうな点に絞る為、今週より以下3点のいずれかに該当する米国株銘柄のみをご紹介していくことにしました。

増配銘柄であること⇒四半期配当が前回配当より増える銘柄
連続増配銘柄であること⇒年間配当が30年以上連続して増配している実績を持つ銘柄
高増配率であること⇒過去10年間の年間配当の平均増配率が10%以上である銘柄

掲載する情報は基本的にはこれまでと変わりはありません。銘柄名権利落ち日四半期配当年間配当利回り連続増配年数、配当推移(グラフ)です。これに加えて、過去10年間の平均増配率を載せるようにします。こちらは連続増配年数が10年未満の場合は、増配期間の平均と取っています。そしてこれまでは権利落ち日順に並べていましたが、トピック(増配銘柄、連続増配銘柄、高増配率銘柄)毎に並べてることにしました。複数のトピックに跨る場合はいずれかに載せています。

では早速今週(2月24日~29日)権利落ち日を迎える米国株を紹介していきましょう。
まずは増配銘柄ですね。

【HE】Hawaiian Electric Industries
権利落ち日 2月25日
四半期配当 0.33ドル(前回0.32ドル)
配当利回り 2.65%
連続増配年数 1年
平均増配率 3.2%(今回3.1%)
HE配当推移

【D】Dominion Resources
権利落ち日 2月27日
四半期配当 0.94ドル(前回0.92ドル)
配当利回り 4.21%
連続増配年数 16年
平均増配率 7.7%(今回2.2%)
D

【SHW】Sherwin Williams
権利落ち日 2月28日
四半期配当 1.34ドル(前回1.13ドル)
配当利回り 0.91%
連続増配年数 40年
平均増配率 12.9%(今回18.6%
【SHW】配当推移

今週はHE、D、SHWの3銘柄が増配でした。HEは長年増配とは無縁でしたが、昨年より増配を再開しました。公益セクターの割には配当利回りが高くて手堅く、株価も上昇傾向にあります。Dも全米18州で事業を行う電力・ガス会社です。配当利回りが4%もあるので、株価はどうかな?と思いましたが、過去1年間で18%も上昇しています。SHWは老舗の塗装メーカーです。今回増配銘柄で、40年連続増配、増配率も平均を上回っており、3拍子揃っています。株価も1年で27%上昇していて、配当利回りを気にせず、買って良い銘柄だと思います。


では続いて連続増配銘柄です。
【JNJ】Johnson & Johnson
権利落ち日 2月24日
四半期配当 0.95ドル
配当利回り 2.56%
連続増配年数 56年
平均増配率 6.9%
【JNJ】配当推移

【SON】Sonoco Products
権利落ち日 2月25日
四半期配当 0.43ドル
配当利回り 3.05%
連続増配年数 38年
平均増配率 4.7%
【SON】配当推移

【DOV】Dover Corp.
権利落ち日 2月27日
四半期配当 0.49ドル
配当利回り 1.65%
連続増配年数 63年
平均増配率 11.3%
【DOV】配当推移

【MGEE】MGE Energy
権利落ち日 2月27日
四半期配当 0.3525ドル
配当利回り 1.72%
連続増配年数 43年
平均増配率 3.6%
【MGEE】配当推移

【RLI】RLI Corp
権利落ち日 2月27日
四半期配当 0.23ドル
配当利回り 0.97%
連続増配年数 42年
平均増配率 5.2%
RLI配当推移

【TNC】Tennant Co.
権利落ち日 2月28日
四半期配当 0.22ドル
配当利回り 1.06%
連続増配年数 47年
平均増配率 5.3%
TNC配当推移

【MCD】McDonald's
権利落ち日 2月28日
四半期配当 1.25ドル
配当利回り 2.32%
連続増配年数 42年
平均増配率 8.8%
【MCD】配当推移
JNJ、SON、DOV、MGEE、RLI、TNC、MCDが今週権利落ちを迎える30年以上連続増配している銘柄達です。この中でも際立って増配率が高いのがDOV、高めなのがJNJとMCDでしょうか。Dは工業製品や設備メーカーのコングロマリットです。配当利回りは1.6%と低めですが、増配率を考えると、それ以上に株価が伸びている証拠だと言えます。JNJは医薬品や医療機器メーカーです。連続増配株としては配当利回りが高めで2.5%あります。訴訟問題をたくさん抱えているので、株価の上値は重い展開かもしれませんが、対新型コロナウィルスの新薬開発を急いでおり、朗報を期待したいところです。MCDはレストラン大手です。前回四半期配当で12%超の増配を発表したことで、平均増配率が引き上げられました。IT投資を積極的に行っており、集客の回復を目指しているところです。

最後に平均増配率10%超銘柄です。
【SMG】Scotts Miracle-Gro Co.
権利落ち日 2月24日
四半期配当 0.58ドル
配当利回り 1.91%
連続増配年数 10年
平均増配率 17.3%
SMG

【HON】Honeywell
権利落ち日 2月27日
四半期配当 0.90ドル
配当利回り 1.99%
連続増配年数 9年
平均増配率(9年間) 12.1%
HON配当推移

【UNP】Union Pacific
権利落ち日 2月27日
四半期配当 0.97ドル
配当利回り 2.11%
連続増配年数 12年
平均増配率 21.8%
【UNP】配当推移

【GS】Goldman Sachs
権利落ち日 2月28日
四半期配当 1.25ドル
配当利回り 2.15%
連続増配年数 9年
平均増配率(9年間) 14.9%
【GS】配当推移

【LMT】Lockheed Martin
権利落ち日 2月28日
四半期配当 2.40ドル
配当利回り 2.25%
連続増配年数 17年
平均増配率 14.6%
LMT配当推移

【MCK】McKesson Corp
権利落ち日 2月28日
四半期配当 0.41ドル
配当利回り 0.98%
連続増配年数 12年
平均増配率 11.6%
MCK

平均増配率10%超銘柄も意外とたくさんありましたね。中でもUNPの21%が際立っていますね。この数字は10年間の平均なので、期間内にバラつきがあるのはご承知おきください。業績や景気が良ければ、上振れるし、逆に業績が悪ければ(良くなければ)、1桁台に下振れています。UNPも21%がずーっと続くわけはないと思います。新型コロナウィルス感染拡大で、世界経済(特に物流)に影響が出る場合、UNPを直撃する可能性も否定はできません。
GSは9年間ではありますが、平均増配率を高位に維持しています。金融危機後から増配を続けていて、昨年はなんと1年間で2回増配しました(増配率は31%にも)。業績が上振れれば、投資家にとって朗報があるかもしれません。

配当大好きな方、連続増配株が大好きな方は是非ポチっとお願いします!
↓↓
にほんブログ村 株ブログ 米国株へ