こんにちは。時短父さんです。

米日用品大手のプロクター&ギャンブル(PG)から2月支払分の四半期配当の入金がありました。

配当入金画面(2020年2月)
単価は0.7459ドル、保有数量は62株、税引き後の受取金額は33.19ドルでした。

P&Gのこれまでの持株数と受取配当金の推移は以下の通りです。
持株数と配当金推移
2018年11月から2019年8月までは、1年間ずーっと37株でしたが、ここ2回分は連続して持株数を増やしました。特に今回は日本株を売却した資金の一部を使って買い増しを行いました。初めてP&Gを買った時に比べると、持株数も配当額も3倍にまでなりました。

ご存知のようにP&Gは超長期の連続増配銘柄です。連続増配株が多い米国株の中でも、5本の指に入るくらいの長さ誇ります。それだけ事業が安定していて、しっかりと収益を上げられる、そして株主への還元も忘れない、超優秀な企業だと思います。

配当だけではありません。P&Gの株価は過去1年間で25%も上昇しました。
株価チャート(2020年2月19日)
しっかりと株価でも株主に還元してくれているのが分かります。
2018年の中頃までは、PB商品に押されてP&Gの株価は低迷し、70ドル台まで売り込まれていました。しかし、事業の選択と集中を進めてブランドを強化。見事に復活を遂げました。配当もあり、株価も戻り、お手本のような銘柄だと思います。

話を配当に戻します。
単価0.7459ドルでの支払いは今回で4回目。ということは、次回増配発表がある回(P&Gは毎年5月に増配しています)となります。これまで四半期配当は、支払月の前月8~9日頃に発表されてきました。2020年2月分は1月8日に、2019年11月分は10月8日に、同年8月分は7月9日に、同年5月分は4月9日に、という具合です。従って、今回もおそらく4月8日頃にされると思います。

気になるのは増配ですね。増配になることはほぼ既定路線(有難いことです!!)として、問題はその幅、増配率です。過去10年間の年間配当(支払月ベース)の平均増配率は5.6%でした。過去20年間のそれは13%。30年間では19.4%・・・過去10年間で見ても、2010年とか2011年は9%台でした。が、2016年は1.5%と激減!ここ数年は1.5%(2016年)→2.5%(2017年)→3.8%(2018年)→4.0%(2019年)と上昇していますが、過去に比べればとにかく下がっているのです。

これを踏まえて次回増配率と配当額の予想です。
まず増配率は2019年比で最低でも4.2%~4.5%増くらいにはなるのではないかと考えています。FY2019は髭そり事業の減損処理が響いて1株利益は前年比64%も減少しました。それにも関わらず0.2%ポイントも増配率を増やしてきました。それはキャッシュフローがやはり安定していたからです。営業CFもフリーCFも共に増加していました。

またFY2020第2四半期の決算も、一部事業(ベビー関連)は予想に届かないものでしたが、全体的には良好で、順調に1株利益を伸ばしています。1株利益の比較をすると、FY2019(1-2Q)は2.44ドルでしたが、FY2020(同)は2.77ドルで、13.5%増加しています。3Q-4Qも特段の問題がなければ、通期ではかなり良い決算になるでしょう。

増配率が4.2%だと、次回四半期配当額は0.7772ドル、増配率が4.5%だと0.7795ドルです。もっと楽観的に見て、5%ないし6%程度増配されるとすると、0.7832ドルまたは0.7907ドルとなります。株式投資に過度な楽観は禁物ですから、保守的に見積もっておきましょうね。

いずれにしても増配発表がありましたら、ブログでも取り上げるつもりです。

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