こんにちは。時短父さんです。

私は長らく株式投資の目的を見誤っていたかもしれません。ブログにおいて、よく配当狙いだとか、配当目的だとか書いていました。配当は安定した不労所得を投資家にもたらしてくれる(大袈裟に言えば)絶対的なものとして信じていたからです。これは良くも悪くもジュレミー・シーゲル教授の著書『株式投資の未来』にある配当重視の主張によるところが大きいです。この本に影響を受けた個人投資家はたくさんいると思います。

ですが、株式投資の目的を配当として設定することは誤りです。
株式投資の目的は、資産を増やすこと。この一点だけです。何だか和製バフェットさんみたいなこと言ってますが、気にせずに。

配当を否定するつもりは毛頭ありません。私は配当が大好きです。企業が上げた利益を分け前として貰える配当は株主の権利ですし、株式投資の醍醐味の一つです。配当という不労所得をたくさんもらい、将来的には経済的な自由を手にしたい。そんな夢すら持っています。

株式投資の目的が資産を増やすことなら、配当を貰うことは何か?
目的達成のための手段・アプローチの一つに過ぎません。配当は目的ではなく、手段です。私は長らくこれを目的にしてきてしまいました。頭では分かっていたつもりなんです。でも実際の行動は配当欲しさそのものでした。配当の魔力に取り憑かれていました。

配当は手段の一つであって、資産を増やす方法は他にもあります。値上がり益を得るやり方がそれですね。今まで自分が値上がり益を狙える銘柄を選んでこなかったのは、将来を予想するのを避けてきたからです。どういうことかというと、中長期的に利益を増やし続けられる業種や銘柄を考えいませんでした。いや、考えてはいたのかもしれませんが、全く見当がつかなかったとも言えます。

その代わりに過去の業績や配当実績にばかり注目して、それが将来も続くだろうと信じ込ませていたのです。値上がり益を狙う投資でも、過去の業績を調べることはするでしょう。しかし、それよりもこの先、その業種や企業が成長しているか?どれだけ成長しているか?を考えることに重点を置くはずです。そうですよね?

株式投資の目的が資産を増やすことだとして、その手段には値上がり益や配当(の再投資)がある。米国株ブログ村の皆さんがあれやこれやと議論しているのは、実は手段についてなんですね。「資産形成」だったり、「資産の最大化」たったり、言い方は様々ですが、恐らく皆さんの目的も資産を増やすことでしょ?

和製バフェットさんがよく言っていますね。配当を目的にした投資は、金持ちの道楽だと。配当を目的にしちゃったら、確かにその通りかもです。だって配当さえもらえれば、それでいい。資産評価額が目減りしたっていい、なんて考えれられるのは、めっちゃ資産を持っているか、そのくらいの資産額の毀損では、将来の生活が脅かされないかのどちらかですからね。でも、それを否定するわけではないですよ。道楽をしたい人はそれを続けたらいいのです。

ただそんなに資産を持っていない庶民は、やはり資産を増やそうとしたら投資をすべきだし、投資をするなら資産を増やすことを目的にすべきなのでしょう。その上で、手段は人それぞれです。成長株で値上がり益と取るか、配当をたくさんもらって再投資するか。どちらにもリスクはあります。成長株は成長するという期待のもとで成長するのであって、期待を下回れば、成長のペースは落ちます。配当だって、増配ストップや減配のリスクがあります。どちらにしても、企業がしっかりと将来も稼ぐ力があることを見極める力が投資家には求められます。

で、配当を批判的に書いていますが、配当の再投資を手段に選んだからといって、資産が全く増えないわけではありません。ある意味で、配当の再投資は堅実に資産を増やす方法だとも思います。しかし、それでは投資家が期待するほど資産は増えないのも事実です。10年間で資産を2倍にしたい投資家が、配当利回り5%の高配当株に投資したとしても、それは達成できません。

参考までに、先日の別の記事でも使用したチャートを載せておきます。
配当再投資による資産額推移
2010年時点でエクソンモービル、AT&T、アマゾン・ドットコム、ビザに1万ドルを投資して、受け取った配当を全額再投資していったら、現在の資産はいくらになるかを示したものです。税金考慮せずです。
これを見れば、いわゆる高配当株(XOMとT)は、資産は増えているけれど、それほど・・・・といった感じです。税金を考慮して計算したら、もっと低くなるはずです。まぁ、これくらいの資産増加を最初から望んでいるのなら、これはこれでいいのですが。

いわゆる成長株との差は歴然です。ちなみにAMZNは配当を出していません。

要は、投資家がどれくらいの期間に、どれくらい資産を増やしたいかによるところが大きいように感じます。10年間で2倍にも満たないくらいでいいなら、配当を手段に選んでいいし、10倍とかそれくらいを期待するなら、配当はあまり重視しない方がいい。

この判断をするのは投資家一人ひとりの責任において行うのです。その結果に誰も責任を取ってくれません。間違ったと判断したら、素直に認め、少しずつでも軌道修正すれば良い。年齢が若ければ、まだ修正する時間的余裕はあります。私も最近ビザとマイクロソフトを買いました。ポートフォリオにおける割合はまだ小さいですが、他の銘柄で配当を受け取りつつ、こちらでも資産の増加を狙っていきたいと考えています。


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