こんにちは。時短父さんです。

老舗百貨店のメーシーズは、2019年第4四半期の決算発表を前に、大規模なリストラ3ヵ年計画を発表しました。ネット通販に顧客を奪われて、業績や株価が芳しくない状況で、何らかのリストラ(再建)計画は必要でした。

メーシーズ発表文から概略をご紹介します。

まず同計画は5本の柱から成っています。
・顧客接点の強化
 →顧客一人ひとりのニーズに合った今月下旬に一段階上のロイヤリティプログラムを発表する予定。

・プライベートブランドの育成
 →メーシーズの顧客に4つプライベートブランドの育成により10億ドル規模の売上を目指す。

・デジタル販売の加速
 →現在約60億ドル規模のデジタル販売があるが、サイトをより使いやすくするなど改良を加える。デジタル部隊の拠点をサンフランシスコからニューヨークに移し、メーシーズのブランドパートナーとの協業を促進する。

・店舗ポートフォリオの最適化
 →現在進行中の30店舗を含め、2022年までに125店舗を閉店させる。これらは年間14億ドルの売上があった。
 同時に100店舗の改修を進める。2019年は150店の改修をしたが、この150店舗で年間売上高の半分を占めた。
 ローカルフードや飲料など、より消費者に身近な新業態(Market by Macy's)の1号店を2月6日ダラスで開店する。

・コスト削減
 →間接部門を中心に、従業員の9%にあたる2000人を削減する。全米各地に点在していた本社機能やカスタマーセンターなどをニューヨークに集結させる。


かなり大胆なリストラ計画ですね。メーシーズの危機感が感じ取れます。

またメーシーズは、2019年第4四半期と通期の決算見通しを発表しました。
四半期売上高は前年同期比0.6%減少の83億ドルに、通期売上高は前年比0.8%減少の245億ドルになる見通しです。

さらに2020年の見通しでは、店舗閉鎖の影響により売上高は2.5%~1.5%減少する見込みとなり、調整後1株利益は2.45ドル〜2.65ドルとしました。

また2022年には、売上高はほとんど変わらない予想ですが、調整後1株利益は2.50ドル〜3.00ドルとしました。3ヵ年計画のコスト削減効果が現れると見込んでいるようです。


気になるのは減配があるのか?というところですが、計画通りに行けば、その可能性は低そうです。
現在1株配は1.51ドルで、配当性向は(利益予想の下限だとしても)60%台に落ち着く見込みです。あとはキャッシュフローがどうかですね。こちらは決算発表で確認しましょう。

現在メーシーズの株価は、売上高減少を織り込み済みなので、これ以上の下落は考えにくいと思います。従って、配当狙いでも、値上がり益狙いでも、今の水準は投資妙味がありそうです。

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