こんにちは。時短父さんです。
米コカ・コーラ(KO)は、2019年第4四半期と通期の決算を発表しました。内容は予想を上回る良いものでした。
第4四半期
売上高は90.6億ドルで、前年同期比16.2%増加しました。88.9億ドルの市場予想を上回りました。EMEA(欧州・中東・アフリカ)を除く、全ての地域・事業で増収となりました。
営業利益は21.6億ドルで、同18.6%増加しました。
売上原価や販売管理費も増加したものの、売上高の増加が利益を押し上げました。
純利益は20.4億ドルで、同134%増加しました。
2017年は法人税の影響、2018年は一時的な費用の影響がありましたが、
今年はそれが剥落したことが大きいようです。
希薄化後の1株利益は0.47ドルで、前年同期の0.20ドルから2.3倍に増加しました。

2017年は税金の影響が大きく赤字転落となりましたが、翌年にはすぐにV字回復を果たして、
さらに利益を伸ばしてきましたね。売上高も減少傾向が続いてきましたが、2年連続で増収になった
ことは好感が持てます。
セグメント別の売上高は以下の通りです。

EMEAを除く全ての地域・事業で増収となりました。
特に伸び率が大きいのが、英コスタ・コーヒーが含まれるグローバルベンチャーで、4倍近い増収となりました。
他にもボトリング事業は28%増加となりました。
地域では中南米が20%近い伸びを示しました。全体的に新興国での販売が好調だったようです。
通期
売上高は372.2億ドルで、前年比8.6%増加しました。
営業利益は100.8億ドルで同10.2%増加しました。
営業利益率は27.1%で、0.4上昇しました。
純利益は89.2億ドルで同38.6%増加しました。
1株利益も2.09ドルとなり、2011年以来の2ドル超えとなりました。
ここ2年間配当性向が100%を超えていましたから、今後の増配継続にも弾みが付きそうですね。

年間のキャッシュフロー推移は以下の通りです。

2019年は第2四半期に大きく投資支出が増えたものの、それ以降は抑制されました。
営業CFは4年ぶりに100億ドルを超え、フリーCFもしっかり確保しましたね。
営業CFマージンは28.1%に急上昇しました。
コカ・コーラは2020年の見通しも発表しました。
既存事業売上高は5%増加を予想、既存事業1株利益は7%増加の2.25ドル(2019年は2.11ドル)を予想しています。
引き続き投資を行い、事業買収などを通じる意向も示されました。
決算発表と2020年通期見通しの発表を受けて、コカ・コーラ株は3%を超える上昇となりました。

株価は58ドルを超えており、PERは28倍、配当利回りは2.7%と、少し割高感が出始めてきています。
高配当株ともなかなか言えなくなってきたので、うま味が薄れているのは確かです。しかし配当ももらえて、
株価も上昇してくれているなら嬉しい限りです。
消費者の健康志向から、炭酸飲料だけでなく「水」ビジネスにも力を入れています。ペットボトルを大量に
消費することから、環境問題にも取り組んでいます。コカ・コーラのブランド力とESGを組み合わせて、
引き続き消費者の支持を取り付けてもらいたいと思います。
今日もポチっとお願いします。
↓↓

米コカ・コーラ(KO)は、2019年第4四半期と通期の決算を発表しました。内容は予想を上回る良いものでした。
第4四半期
売上高は90.6億ドルで、前年同期比16.2%増加しました。88.9億ドルの市場予想を上回りました。EMEA(欧州・中東・アフリカ)を除く、全ての地域・事業で増収となりました。
営業利益は21.6億ドルで、同18.6%増加しました。
売上原価や販売管理費も増加したものの、売上高の増加が利益を押し上げました。
純利益は20.4億ドルで、同134%増加しました。
2017年は法人税の影響、2018年は一時的な費用の影響がありましたが、
今年はそれが剥落したことが大きいようです。
希薄化後の1株利益は0.47ドルで、前年同期の0.20ドルから2.3倍に増加しました。

2017年は税金の影響が大きく赤字転落となりましたが、翌年にはすぐにV字回復を果たして、
さらに利益を伸ばしてきましたね。売上高も減少傾向が続いてきましたが、2年連続で増収になった
ことは好感が持てます。
セグメント別の売上高は以下の通りです。

EMEAを除く全ての地域・事業で増収となりました。
特に伸び率が大きいのが、英コスタ・コーヒーが含まれるグローバルベンチャーで、4倍近い増収となりました。
他にもボトリング事業は28%増加となりました。
地域では中南米が20%近い伸びを示しました。全体的に新興国での販売が好調だったようです。
通期
売上高は372.2億ドルで、前年比8.6%増加しました。
営業利益は100.8億ドルで同10.2%増加しました。
営業利益率は27.1%で、0.4上昇しました。
純利益は89.2億ドルで同38.6%増加しました。
1株利益も2.09ドルとなり、2011年以来の2ドル超えとなりました。
ここ2年間配当性向が100%を超えていましたから、今後の増配継続にも弾みが付きそうですね。

年間のキャッシュフロー推移は以下の通りです。

2019年は第2四半期に大きく投資支出が増えたものの、それ以降は抑制されました。
営業CFは4年ぶりに100億ドルを超え、フリーCFもしっかり確保しましたね。
営業CFマージンは28.1%に急上昇しました。
コカ・コーラは2020年の見通しも発表しました。
既存事業売上高は5%増加を予想、既存事業1株利益は7%増加の2.25ドル(2019年は2.11ドル)を予想しています。
引き続き投資を行い、事業買収などを通じる意向も示されました。
決算発表と2020年通期見通しの発表を受けて、コカ・コーラ株は3%を超える上昇となりました。

株価は58ドルを超えており、PERは28倍、配当利回りは2.7%と、少し割高感が出始めてきています。
高配当株ともなかなか言えなくなってきたので、うま味が薄れているのは確かです。しかし配当ももらえて、
株価も上昇してくれているなら嬉しい限りです。
消費者の健康志向から、炭酸飲料だけでなく「水」ビジネスにも力を入れています。ペットボトルを大量に
消費することから、環境問題にも取り組んでいます。コカ・コーラのブランド力とESGを組み合わせて、
引き続き消費者の支持を取り付けてもらいたいと思います。
今日もポチっとお願いします。
↓↓

コメント