こんにちは。時短父さんです。
米外食大手マクドナルドは2019年第4四半期の決算を発表しました。内容は良かったです。
四半期売上高は53.4億ドルで、前年同期比3.6%増加しました。世界全体の既存店売上高は5.9%の増加となり、市場予想5.23%増加を上回りました。同社のケプチンスキーCEOによると、過去10年間で最高の伸びとなりました。
営業利益は22.9億ドルで、同14.7%増加しました。直営店での経費が抑制できた結果、営業費用全体を抑えることがきました。
純利益は15.7億ドルで、同11.1%増加しました。
希薄化後1株利益は2.08ドルで、前年同期1.82ドルから14%増加しました。

2018年まで四半期売上高は減少傾向が続いていましたが、ここにきて増加に転じました。売上高が減少していても、営業利益・純利益が増加傾向にあるので、売上高の増加は利益を一層押し上げることになったのだと思います。ちなみに来客数は米国内では1.9%減少したものの、世界全体では1%増加となりました。
では通期ではどうだったでしょうか?
年間売上高は210億ドルで、前年比0.2%増加しました。
営業利益は90.6億ドルで、同2.8%増加しました。営業利益率は、なんと43%!!クレジットカード会社のそれには及ばないものの、驚異の数字です。
純利益は60.2億ドルで、同1.7%増加しました。これは調べた限りでは、純利益が60億ドルを突破したのは初めてですし、過去最高益となりました。
希薄化後1株利益は7.88ドルでした。
通期の業績グラフは、少し期間を長くとってみました。

こうして見ると、売上高は2013年をピークに減少の一途をたどっていますが、1株利益は右肩上がりに推移しているのが分かりますね。直営店からフランチャイズ化して、経営を効率的に行っているからだと思います。先ほど営業利益率43%と書きましたが、2006年は21%でした。13年で利益率を2倍に引き上げてきました。
さらにキャッシュフローもうっとりするくらい綺麗なグラフが出来上がります。

営業CFは前年比16%増加、投資CFも25%増加しましたが、フリーCFは前年を上回っています。それに営業CFマージンが38.5%となり、こちらも営業利益率並みに驚異的。しかも2017年までは25%前後だったのが、急上昇しています。
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四半期売上高は53.4億ドルで、前年同期比3.6%増加しました。世界全体の既存店売上高は5.9%の増加となり、市場予想5.23%増加を上回りました。同社のケプチンスキーCEOによると、過去10年間で最高の伸びとなりました。
営業利益は22.9億ドルで、同14.7%増加しました。直営店での経費が抑制できた結果、営業費用全体を抑えることがきました。
純利益は15.7億ドルで、同11.1%増加しました。
希薄化後1株利益は2.08ドルで、前年同期1.82ドルから14%増加しました。

2018年まで四半期売上高は減少傾向が続いていましたが、ここにきて増加に転じました。売上高が減少していても、営業利益・純利益が増加傾向にあるので、売上高の増加は利益を一層押し上げることになったのだと思います。ちなみに来客数は米国内では1.9%減少したものの、世界全体では1%増加となりました。
では通期ではどうだったでしょうか?
年間売上高は210億ドルで、前年比0.2%増加しました。
営業利益は90.6億ドルで、同2.8%増加しました。営業利益率は、なんと43%!!クレジットカード会社のそれには及ばないものの、驚異の数字です。
純利益は60.2億ドルで、同1.7%増加しました。これは調べた限りでは、純利益が60億ドルを突破したのは初めてですし、過去最高益となりました。
希薄化後1株利益は7.88ドルでした。
通期の業績グラフは、少し期間を長くとってみました。

こうして見ると、売上高は2013年をピークに減少の一途をたどっていますが、1株利益は右肩上がりに推移しているのが分かりますね。直営店からフランチャイズ化して、経営を効率的に行っているからだと思います。先ほど営業利益率43%と書きましたが、2006年は21%でした。13年で利益率を2倍に引き上げてきました。
さらにキャッシュフローもうっとりするくらい綺麗なグラフが出来上がります。

営業CFは前年比16%増加、投資CFも25%増加しましたが、フリーCFは前年を上回っています。それに営業CFマージンが38.5%となり、こちらも営業利益率並みに驚異的。しかも2017年までは25%前後だったのが、急上昇しています。
好調だったマクドナルドの決算ですが、今後の見通しも明るいのでしょうか?
やはり懸念されるのは、新型コロナウイルスの蔓延です。現在、マクドナルドは湖北省にある数百の店舗で営業を停止しています。同省以外にある約3000店では営業を続けているものの、感染が拡大すれば順次同様の対応にならざるを得ません。営業利益に占める中国の割合はほんの数%のようで、影響は軽微かもしれませんが。
最近のマクドナルドは、集客のためにデジタル関連の投資を拡大させていて、2020年も約24億ドルを設備投資に充てる予定です。その約半分が米国向けになるようで、それはつまり来客数の減少を食い止め、増加に転換を図るためです。
マクドナルドは前CEOが従業員との不適切な関係を持ったことで昨秋に辞任し、新たなにケンプチンスキー氏が就任しました。同氏の経営手腕が未知数だったことから、マクドナルドの株価は停滞していました。就任から数カ月が経ち、基本路線は変えないことが分かり、投資家も安心したと思います。
外食産業はライバルが多く、消費者のライフスタイルの変化に常に対応してかねばならない厳しい業界です。集客で苦戦しているマクドナルドですが、きっと上手く乗り越えてくれると期待しています。
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