こんにちは。時短父さんです。
米lBMは2019年第4四半期と通期の決算を発表しました。内容はまちまちでした。
四半期
売上高は217億ドルで、前年同期とほとんど変わらずでした。クラウド部門が大きく売上高を伸ばしたほか、システム部門も増収に寄与しました。テクノロジー部門は減収でした。
純利益は36.7億ドルで、前年同期比88%増加しました。税引き前利益は前年同期比で減少していたものの、法人税率が56%→8%に減少したことから、純利益は増加しました。
希薄化後の1株利益は4.11ドルで、前年同期の2.15ドルから増加しました。

四半期のキャッシュフローの推移は以下の通りです。営業CFは減少したものの、投資CFが収入超過だったため、フリーCFはプラスでした。
営業CFマージンは、前年同期より悪化して15.8%でした。

通期
売上高は771億ドルで、前年比3.1%減少しました。やはりクラウド部門が売上高を牽引し、前年比10億ドルの増収となりました。しかし、その他部門は伸び悩みまたは減収となりました。
純利益は97.2億ドルで前年比8.1%増加しました。こちらも四半期と同様に、税引き前では減益でしたが、法人税率が下がったこで、通期純利益は増益となりました。
希薄化後の1株利益は10.52ドルで、前年同期9.54ドルから増加しました。

通期のキャッシュフローは、四半期キャッシュフローと状況が異なります。
営業CF147億ドルに対して、投資CFが269億ドルの支出超過となっています。レッドハット買収に伴う支出に起因しています。

IBMはレッドハットの買収により、クラウド部門の売上高を伸ばすことにひとまず成功した模様です。同社のジニー・ロメッティCEOは、クラウド事業のパフォーマンスのおかげで、力強さを取り戻している、とコメントしました。
しかし、レッドハットの買収にはIBMの財務に大きな減損リスクという負荷をかけました。発表されたバランスシートを見ると、のれんや無形固定資産が734億ドルで、1年前に比べて2倍近く増加しました。また長期負債が190億ドル増加しています。
減損を避けるには、買収した事業から確実に利益を確保していく必要があり、IBMにとってはかなりのプレッシャーなことでしょう。
とはいえ、投資家は今回の決算発表を楽観的に見ているようです。
時間外取引では、株価は3%以上上昇しており、22日の取引も期待が持てるものとなりました。

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