こんにちは。時短父さんです。

15日のニューヨーク株式市場では、優良株30銘柄で構成するダウ平均株価が、終値として初めて29,000ドルに到達しました。
チャート

同日に米中の貿易に関わる「第一段階の合意」が調印されたことを好感した買いや、ヘルスケア大手ユナイテッド・ヘルス(UNH)の決算が好調だったことが要因です。

特に米中の合意では、2,000億ドル(約22兆円)規模で中国は米国からモノやサービスを輸入することになります。そこには工業製品やエネルギー関連も含まれ、ダウ構成企業にも追い風となります。それだけでなく、モノや人の流れが戻れば、これまで停滞していた輸送や貨物を担う運輸企業にも恩恵があることでしょう。

ただ合意したとはいえ、まだ第一段階。相手国が合意を履行しなければただちに関税引上げを行うことを明記しており、予断は許しません。市場関係者、投資家は、米中双方の政策に注視しておいた方が良いことには変わりありませんね。

さてそんな中、ダウ平均株価は29,000ドルを突破しました。28,000ドル到達は2019年11月18日でしたから、2ヶ月も経たずして1,000ドル上昇したことになります。27,000ドル到達は同年7月で、1,000ドル上昇するのに4ヶ月かかっていました。これを考えるとかなり早いペースですね。

1月も折り返し地点を過ぎました。このまま行けば1月は、単月として上昇して終わります。過去34年間のデータによれば、1月は上昇が22回、下落が12回となっていて、その傾向を踏襲することになります。
月別騰落率回数

また上昇した時の平均騰落率は+3.58%、34年間の平均騰落率は+0.87%となっています。12月末日終値(28,462ドル)からすると、1月は29,600ドル〜29,700ドル辺りで終えるだろうと予想できます。大きな政治的な障壁が一つ取り除かれたことは、やはり追い風になるのは間違いないでしょう。

そして次の1,000ドル上昇、つまり30,000ドル到達はいつか?ということに注目が集まります。
私は、これからの1,000ドル上昇はさらに3~4ヶ月を要すると考えています。

は、これからの1,000ドル上昇はさらに3~4ヶ月を要すると考えています。

まずは主要銘柄の2019年第4四半期の決算を待つ必要があります。決算発表は2月中旬頃まで続きますので、この間個別銘柄の結果に左右される展開が続くでしょう。

また米中合意の履行を確認する必要もあり、一定の時間を要しますから、数カ月間は様子見になると思います。

米中合意の履行が確認されると、そのうちすぐに2020年の第1四半期の決算の時期を迎えます。関税引き下げに伴う業績回復が確認されると、いよいよ30,000ドルが視野に入ると考えられます。

第4四半期の決算発表はまだ始まったばかりです。まずはこれらを見極めていく必要があると思いますが、5月頃には30000ドルが見えてきます。


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