こんにちは。時短父さんです。
米大手銀行の2019年第4四半期の決算発表が相次いでいます。15日はゴールドマン・サックス・グループ(GS)とバンク・オブ・アメリカ(BAC)が決算を発表しました。
ゴールドマン・サックス・グループ
第4四半期の純収入(売上高)は99.5億ドルで、前年同期比23%増加しましたが、営業費用が同42%も増加したことから、純利益は17.2億ドルと同26%減少しました。営業費用の増加は、訴訟関連の引当金を積み増したことや減価償却費やその他費用が大幅に増加したことが要因です。
収入面では、トレーディング事業を含むグローバル・マーケッツ部門は33%増加、コンシューマ部門は23%増加と好調だった一方、投資銀行部門の収入は6%減少しました。
通期では純収入が365億ドルで、前年同期と変わらない水準だったものの、第4四半期の減益が足を引っ張り、純利益は78.9億ドルで20%減少しました。

バンク・オブ・アメリカ
バンク・オブ・アメリカの第4四半期の決算は、総収入が22.3億ドルで前年同期比1.4%減少し、純利益は7億ドルで同4.1%減少しました。経費は1.3%の増加でした。
最大事業のコンシューマ・バンキング部門の収入が95億ドルと、前年同期比4.5%減少した一方で、預金は5%増加、ローン残高は7%増加しました。
通期では総収入は912億ドルで前年とほぼ変わらず、純利益は259億ドルで前年比2.6%減少しました。1株利益は2.75ドルで、わずかながら増加しました。

昨日はJPモルガン、シティ、ウェルズ・ファーゴの業績について、3行の利益合計は737億ドルだとお伝えしました。そして本日、ゴールドマンとバンカメの利益をそれぞれ(78.9億ドルと259億ドル)加算すると、1076億ドルとなりました。

ブルームバーグの予想では、大手6行の利益合計は1195億ドルでした。予想に対する進捗率は90%となっています。残すところはモルガン・スタンレー(MS)のみとなっています。
前年実績1165億ドルを上回るには、モルガン・スタンレーは前年比で約2%ほど利益を増加させ、89億ドル超を確保する必要があります。ブルームバーグの予想を上回るには更に利益の積み増しが必要です。
一方で、モルガン・スタンレーの第3四半期までの9ヵ月累計の利益は64億ドルで、前年同期比で6%減少していることを考えると、通期で89億ドルを確保するのは困難な状況かもしれません。よって米銀大手6行の利益のピークは2018年だった可能性が高くなってきました。
いずれにしても、モルガン・スタンレーの決算発表(16日予定)を待ちたいと思います。
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米大手銀行の2019年第4四半期の決算発表が相次いでいます。15日はゴールドマン・サックス・グループ(GS)とバンク・オブ・アメリカ(BAC)が決算を発表しました。
ゴールドマン・サックス・グループ
第4四半期の純収入(売上高)は99.5億ドルで、前年同期比23%増加しましたが、営業費用が同42%も増加したことから、純利益は17.2億ドルと同26%減少しました。営業費用の増加は、訴訟関連の引当金を積み増したことや減価償却費やその他費用が大幅に増加したことが要因です。
収入面では、トレーディング事業を含むグローバル・マーケッツ部門は33%増加、コンシューマ部門は23%増加と好調だった一方、投資銀行部門の収入は6%減少しました。
通期では純収入が365億ドルで、前年同期と変わらない水準だったものの、第4四半期の減益が足を引っ張り、純利益は78.9億ドルで20%減少しました。

バンク・オブ・アメリカ
バンク・オブ・アメリカの第4四半期の決算は、総収入が22.3億ドルで前年同期比1.4%減少し、純利益は7億ドルで同4.1%減少しました。経費は1.3%の増加でした。
最大事業のコンシューマ・バンキング部門の収入が95億ドルと、前年同期比4.5%減少した一方で、預金は5%増加、ローン残高は7%増加しました。
通期では総収入は912億ドルで前年とほぼ変わらず、純利益は259億ドルで前年比2.6%減少しました。1株利益は2.75ドルで、わずかながら増加しました。

昨日はJPモルガン、シティ、ウェルズ・ファーゴの業績について、3行の利益合計は737億ドルだとお伝えしました。そして本日、ゴールドマンとバンカメの利益をそれぞれ(78.9億ドルと259億ドル)加算すると、1076億ドルとなりました。

ブルームバーグの予想では、大手6行の利益合計は1195億ドルでした。予想に対する進捗率は90%となっています。残すところはモルガン・スタンレー(MS)のみとなっています。
前年実績1165億ドルを上回るには、モルガン・スタンレーは前年比で約2%ほど利益を増加させ、89億ドル超を確保する必要があります。ブルームバーグの予想を上回るには更に利益の積み増しが必要です。
一方で、モルガン・スタンレーの第3四半期までの9ヵ月累計の利益は64億ドルで、前年同期比で6%減少していることを考えると、通期で89億ドルを確保するのは困難な状況かもしれません。よって米銀大手6行の利益のピークは2018年だった可能性が高くなってきました。
いずれにしても、モルガン・スタンレーの決算発表(16日予定)を待ちたいと思います。
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