こんにちは。時短父さんです。

米百貨店チェーン3社の年末商戦(2020年1月4日までの9週間)の既存店売上高の結果が出揃いました。

メーシーズ(M) 前年同期比0.6%減少
コールズ(KSS)同0.2%減少
JCペニー(JCP) 同7.5%減少

3社揃って前年同期実績を下回りました。

既に当ブログでもご紹介した通り、メーシーズは前年実績割れも、オンライン販売が比較的好調で、150店舗の集中改善計画が奏功しており、市場予想を1.8%減少を上回りました。市場予想を上回ったことで、8日の株価は大きく上昇しました。9日は、下記2銘柄に引きずられて下落。


コールズは、主力の女性物商品の販売が振るいませんでした。これを受けて、2020年1月期通期の1株利益が、これまでの予想(4.75~4.95ドル)の下限に留まるだろうとの見方を示しました。

コールズの株価は9日、前日比6.54%下落しました。

JCペニーは他2社より減少幅が大きくなりました。落ち込みの理由は公表されておらず、状況を伺い知ることはできません。
2019年通期の業績見通しにも変更はなく、既存店売上高は7%〜8%減少する予想だと改めて発表しました。

コールズ同様、JCペニーの株価も大きく下げました。9日は前日比で10%下落。株価はなんと1.07ドルです。

報道によると、米マスターカードの調査では19年11月1日から12月24日までの小売売上高は前年同期比で3.4%増えた、とのこと。しかし、ネット通販が18.8%増えて全体をけん引したのに対して、老舗百貨店3社の結果を見ると実店舗中心の小売り各社は苦戦しているのが実態のようです。

百貨店チェーンはこのまま衰退して行ってしまうのでしょうか?
大きな流れはそうかもしれません。アマゾン・ドットコムを始めとしたネット通販の巨人は勢いは留まるところを知らず、小売を飲み込んでしまう、そんな気すらします。老舗百貨店とはいえ、その名前だけでは集客するのは困難な時代です。きっと百貨店チェーンのなかでも淘汰が始まるでしょう。

しかし、私はきっとどこかで揺り戻しが起きるような気がしています。全てがネットで完結するなんてあり得ないと思っています。店舗には店舗にしかない価値が必ずあるはずで、それは実体験だったり、店舗の雰囲気だったり、家族や仲間と集う場所だったりです。いずれもネット通販では提供しにくい価値ではないでしょうか?

アマゾンなどネット通販が便利で、安価で、勢いがあることは認めざるを得ませんが、全ての消費者に受け入れられているかは疑問です。百貨店チェーンは斜陽産業であっても、淘汰があっても、いくつかは必ず生き残っていると思います。そんな銘柄に投資しておきたいです。

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