こんにちは。時短父さんです。

クラフト・ハインツ(KHC)は、6日と8日にそれぞれ新たな役員を投入することを発表しました。

Flavio Torres氏
フラビオ・トレス氏(50歳)は、製造・輸送・品質に関わるグロバールオペレーションを担当します。トレス氏は、大手ビールメーカーのアンハイザーブッシュ・インベブにおいて2017~2019年でグローバルオペレーションを担当、2014~2016年で同社子会社においてサプライチェーン担当の副社長をしていた人物です。

クラフト・ハインツの報酬委員会は、トレス氏に対して年間45.5万ドルの基本給と175%の成果報酬を与えることを決定しました。

余談ですが、ミゲル・パトリシオCEOもアンハイザーブッシュ出身ですし、カナダ地区担当のブルーノ・ケラー氏や調達担当の役員のマルコス・エロイ氏もそうです。

Carlos Abrams-Rivera氏
カルロス・リベラ氏(52歳)はプエルト・リコ出身で、2月3日付けで新たに米国地区の社長に就任し、クラフト・ハインツの最大ビジネスである米国事業を統括します。これまでは、2019年7月に就任したミゲル・パトリシオCEOが、米国事業統括も兼任していました。
カルロス・リベラ氏
(写真はBusiness Wireより)

新役員への指名を受けて、リベラ氏は以下のようにコメントしています。
「米国地区の統括の役割を得て、光栄に思う。パトリシオCEOや彼が統括する役員メンバーと仕事ができることを楽しみにしている。世界的な有名ブランドを多く持ち、自分自身にとっても馴染みあるブランドをより成長させていくために、情熱を注いでいく」

リベラ氏は、2015年に大手食品メーカーのキャンベル・スープに入り、最近ではキャンベルの売上高50%を占めるキャンベル・スナック事業を統括する上級副社長を務めていました。

同氏はこれまた世界的な食品メーカーのモンデリーズ・インターナショナルでも、2012年~2015年ラテン・アメリカやメキシコのガム・キャンディ事業を統括したり、マーケティングや新興国戦略を担当したりしていました。

もともとはクラフト・フーズ出身で、在籍していた1998年~2012年の間には、マーケティングや新興国戦略を担当の副社長、ナビスコの副社長などを歴任。オスカーメイヤーやチーズ事業も率いていた経緯があり、現在クラフト・ハインツが抱える同事業の立て直しにはもってこいの人物のようです。


新役員の投入でクラフト・ハインツは復活するのか?安易にすぐ復活するとは考えるべきではありませんが、期待は持ちたいと思います。まずはブランド力の向上が最優先でしょう。

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