こんにちは。時短父さんです。
先日、【米国株】本社所在州を調べてわかったことという記事で、米国50州+特別区のうち、米国会社四季報に掲載のある米国企業が多く本社を置いている州はどこか?を調査し、ご紹介しました。結果は、1位はカリフォルニア州(110社)、2位ニューヨーク州(69社)、3位テキサス州(52社)、4位イリノイ州(33社)、5位マサチューセッツ州(29社)でした。
ある意味予想通りの結果だったかなと思います。それ以上に、カリフォルニア州はソフトウェア・サービス、ニューヨーク州は金融やメディア・娯楽、テキサス州はエネルギーなど、州毎に特徴ある産業・セクターが集積している様子が分かって興味深かったです。
今回はその続編で、州毎に集まった企業群の時価総額を調べて、ランキングにしてみました。本社の数が多いだけでは、実際にその州に集まる企業の価値が高まっているのか、把握しづらい面がありますので、時価総額を考慮するのは一つの良い方法かなと思います。
時価総額は、「発行済み株式数×株価」で計算されます。その企業が市場からどのように評価されているかを調べたり、その企業を買収するために必要な金額とも言われたりするものです。
例えば、日本で最も時価総額が大きいトヨタ自動車では、その時価総額は25.1兆円です。米国株では、アップル(AAPL)が1.28兆ドル(138.8兆円)で1位です。これ日本の国家予算より多い額です。
ランキングでは米国会社四季報(2019年春夏号)に掲載のある企業のうち、米国に本社を置いている企業の時価総額(年末時点)を調べました。それらを本社所在州毎に集計したものになります。

1位 カリフォルニア州(CA、6.7兆ドル)
2位 ニューヨーク州(NY、3.3兆ドル)
3位 ワシントン州(WA、2.5兆ドル)
4位 テキサス州(TX、1.6兆ドル)
5位 イリノイ州(IL、1.4兆ドル)
6位 ニュージャージー州(NJ、1.2兆ドル)
7位 ジョージア州(GA、0.9兆ドル)
8位 マサチューセッツ州(MA、0.8兆ドル)
9位 オハイオ州(0.76兆ドル)
10位 ミネソタ州(0.69兆ドル)
以下、省略
さすが、1位は本社所在数でも1位だったカリフォルニア州でした。同州に本社を置く代表的な企業は、アップル(時価総額1位)、フェイスブック(同4位)、アルファベット(同6位)、ビザ(同9位)、ウォルト・ディズニー(同16位)、インテル(同17位)などとなっています。時価総額上位50社のうち17社が同州に本社を置いています。といっても、アップルが20%前後を占めているのですが。
2位はニューヨーク州でした。こちらも所在数では2位でした。同州に本社を置く代表的な企業は、JPMモルガン・チェース(時価総額5位)、マスターカード(同12位)、ベライゾン・コミュニケーションズ(同18位)、ファイザー(同25位)などとなっています。
3位は所在数では10位だったワシントン州でした。同州に本社を置く代表的な企業には、マイクロソフト(時価総額2位)、アマゾン・ドットコム(同3位)があり、この2社でランキングを押し上げました。他には、コストコ・ホールセール(同45位)やスターバックス(同59位)があります。
4位はテキサス州でした。同州に本社を置く代表的な企業は、かつては時価総額で1位だったこともあるエクソン・モービル(時価総額13位)、AT&T(同14位)などとなっています。原油価格の動向に株価が左右されやすいエネルギー関連企業が集積していることもあり、企業数に反して時価総額では順位を落としました。
5位はイリノイ州でした。同州に本社を置く代表的な企業は、ボーイング(時価同額29位)、アボット・ラボラトリーズ(同33位)、マクドナルド(同35位)、アッヴィ(43位)などとなっています。ボーイングもマクドナルドも、現在は株価が調子良くないですね。イリノイ州には、資本財関連の企業が多いので、世界経済の変化に影響されやすい面もあると思います。
6~10位については、時価総額が大きな企業を記載します。
6位 ニュージャージー州 ジョンソン&ジョンソン(時価総額7位)、メルク(同22位)
7位 ジョージア州 ホーム・デポ(同19位)、コカ・コーラ(同21位)
8位 マサチューセッツ州 サーモ・フィッシャー・サイエンティフィック(同44位)、ゼネラル・エレクトリック(同64位)
9位 オハイオ州 プロクター&ギャンブル(同11位)
10位 ミネソタ州 ユナイテッド・ヘルスグループ(同15位)、3M(同61位)、ターゲット(同97位)
先ほどの示した棒グラフを円グラフにしてみると、全体の中で各州の比率が分かりやすくなります。

カリフォルニア州だけで時価総額全体の1/4を占めていること、上位5州で全体の6割、上位10州で3/4でを占めていることが読み取れると思います。いかにこれらの州に米国経済もしくは世界経済が依存しているかが分かりますね。
今年は米国大統領選挙の年です。これから予備選挙や党員集会などが開かれていきますが、本選挙も含めて、ここで取り上げた州に注目してみるもの面白いかもしれませんね。
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先日、【米国株】本社所在州を調べてわかったことという記事で、米国50州+特別区のうち、米国会社四季報に掲載のある米国企業が多く本社を置いている州はどこか?を調査し、ご紹介しました。結果は、1位はカリフォルニア州(110社)、2位ニューヨーク州(69社)、3位テキサス州(52社)、4位イリノイ州(33社)、5位マサチューセッツ州(29社)でした。
ある意味予想通りの結果だったかなと思います。それ以上に、カリフォルニア州はソフトウェア・サービス、ニューヨーク州は金融やメディア・娯楽、テキサス州はエネルギーなど、州毎に特徴ある産業・セクターが集積している様子が分かって興味深かったです。
今回はその続編で、州毎に集まった企業群の時価総額を調べて、ランキングにしてみました。本社の数が多いだけでは、実際にその州に集まる企業の価値が高まっているのか、把握しづらい面がありますので、時価総額を考慮するのは一つの良い方法かなと思います。
時価総額は、「発行済み株式数×株価」で計算されます。その企業が市場からどのように評価されているかを調べたり、その企業を買収するために必要な金額とも言われたりするものです。
例えば、日本で最も時価総額が大きいトヨタ自動車では、その時価総額は25.1兆円です。米国株では、アップル(AAPL)が1.28兆ドル(138.8兆円)で1位です。これ日本の国家予算より多い額です。
ランキングでは米国会社四季報(2019年春夏号)に掲載のある企業のうち、米国に本社を置いている企業の時価総額(年末時点)を調べました。それらを本社所在州毎に集計したものになります。

1位 カリフォルニア州(CA、6.7兆ドル)
2位 ニューヨーク州(NY、3.3兆ドル)
3位 ワシントン州(WA、2.5兆ドル)
4位 テキサス州(TX、1.6兆ドル)
5位 イリノイ州(IL、1.4兆ドル)
6位 ニュージャージー州(NJ、1.2兆ドル)
7位 ジョージア州(GA、0.9兆ドル)
8位 マサチューセッツ州(MA、0.8兆ドル)
9位 オハイオ州(0.76兆ドル)
10位 ミネソタ州(0.69兆ドル)
以下、省略
さすが、1位は本社所在数でも1位だったカリフォルニア州でした。同州に本社を置く代表的な企業は、アップル(時価総額1位)、フェイスブック(同4位)、アルファベット(同6位)、ビザ(同9位)、ウォルト・ディズニー(同16位)、インテル(同17位)などとなっています。時価総額上位50社のうち17社が同州に本社を置いています。といっても、アップルが20%前後を占めているのですが。
2位はニューヨーク州でした。こちらも所在数では2位でした。同州に本社を置く代表的な企業は、JPMモルガン・チェース(時価総額5位)、マスターカード(同12位)、ベライゾン・コミュニケーションズ(同18位)、ファイザー(同25位)などとなっています。
3位は所在数では10位だったワシントン州でした。同州に本社を置く代表的な企業には、マイクロソフト(時価総額2位)、アマゾン・ドットコム(同3位)があり、この2社でランキングを押し上げました。他には、コストコ・ホールセール(同45位)やスターバックス(同59位)があります。
4位はテキサス州でした。同州に本社を置く代表的な企業は、かつては時価総額で1位だったこともあるエクソン・モービル(時価総額13位)、AT&T(同14位)などとなっています。原油価格の動向に株価が左右されやすいエネルギー関連企業が集積していることもあり、企業数に反して時価総額では順位を落としました。
5位はイリノイ州でした。同州に本社を置く代表的な企業は、ボーイング(時価同額29位)、アボット・ラボラトリーズ(同33位)、マクドナルド(同35位)、アッヴィ(43位)などとなっています。ボーイングもマクドナルドも、現在は株価が調子良くないですね。イリノイ州には、資本財関連の企業が多いので、世界経済の変化に影響されやすい面もあると思います。
6~10位については、時価総額が大きな企業を記載します。
6位 ニュージャージー州 ジョンソン&ジョンソン(時価総額7位)、メルク(同22位)
7位 ジョージア州 ホーム・デポ(同19位)、コカ・コーラ(同21位)
8位 マサチューセッツ州 サーモ・フィッシャー・サイエンティフィック(同44位)、ゼネラル・エレクトリック(同64位)
9位 オハイオ州 プロクター&ギャンブル(同11位)
10位 ミネソタ州 ユナイテッド・ヘルスグループ(同15位)、3M(同61位)、ターゲット(同97位)
先ほどの示した棒グラフを円グラフにしてみると、全体の中で各州の比率が分かりやすくなります。

カリフォルニア州だけで時価総額全体の1/4を占めていること、上位5州で全体の6割、上位10州で3/4でを占めていることが読み取れると思います。いかにこれらの州に米国経済もしくは世界経済が依存しているかが分かりますね。
今年は米国大統領選挙の年です。これから予備選挙や党員集会などが開かれていきますが、本選挙も含めて、ここで取り上げた州に注目してみるもの面白いかもしれませんね。
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