こんにちは。時短父さんです。

9日投資銀行ゴールドマン・サックス(GS)は、老舗百貨店メーシーズ(M)の投資判断を「中立」から「売り」に引き下げました。

目標株価は19ドルから、なんと12ドルです。

大きく引き下げましたね~ちょっとやり過ぎじゃないかなと思いますが、ゴールドマンの説明は以下のようなものです。

ゴールドマン・サックスによると、今年のこれまでの業績はかなり下振れていて、最近のファンダメンタルズを見ると弱気にならざるを得ないとのこと。

確かに第3四半期の決算では、減収減益でした。希薄化後1株利益は0.01ドルで、前年同期の0.20ドルから大きく減少しました。

しかしながら、メーシーズは小売りオペレーションに関しては、コスト削減などの規模縮小を図っているので、店舗での売上減少を相殺し得る、とも述べています。

またメーシーズの構造的な問題として、市場は同社の営業レバレッジが低評価に繋がっていると指摘しています。これが拡大すると収益性を後退させてしまいます。

営業レバレッジとは、売上高の増減によって、固定費がテコのような働きをして、営業利益が大きく増減する現象をいいます。売上高から変動費を引いた限界利益を、営業利益で割って求めるものです。

固定費の中身を全て決算書から取り出すのは難しいので、その多くを占める販売費及び一般管理費が、売上高に占める比率を調べてみました。第3四半期(3ヵ月)で比較しました。
販管費売上高比率

すると、同業他社に比べて、メーシーズの販管費一般管理費の比率は高いというのが分かります。固定費が高いと、売り上げが増えても追加的な利益(限界利益)が増えにくいし、売り上げが減れば、営業利益に直に影響してしまいます。ゴールドマン・サックスのアナリストはここを指摘しているのですね。

ゴールドマン・サックスのウォルビス氏による試算では、消費者にとってより身近なものになるように273店舗の改良・改善を求めています。しかしそれには多額の費用が掛かります。

以上のような評価によって、メーシーズは「売り」とされました。

が、9日の株価はゴールドマン・サックスの予想に反して2.3%上昇して、15.50ドルで推移しています。
株価チャート(2019年12月9日)

アナリスト予想、投資判断はひとつの参考指標に過ぎません。必ずしもこれ通りに動くとも限らないので、投資家一人ひとりの責任と判断のもとで取引されたらいいと思います。いろいろな人の意見や分析に耳を傾ける努力は必要でしょうが。

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