こんにちは。時短父さんです。

今月、ついに28,000ドルを超えて、連日のように最高値を更新していたダウ平均株価も、ここ数日間は香港の政治情勢などから下落に転じています。21日の終値も前日比54ドル安27,766ドルでした。

さて気になるのは年末にかけて、株価の一段の上昇はあるのか?ということ。

結論から言うと、その可能性は十分にあります

過去のデータはそれを示しています。

下のグラフは、1985年から2019年までのダウ平均株価を前年末比で見た騰落率です。青が前年末と当該年の11月末の株価を、赤は前年末と当該年の12月末の株価の騰落率です。
1985年のみは当該年1月末と比較しています。
前月末比の騰落率(11月-12月)

過去35年間(※2019年含むが、21日の終値参考)で、11月末までに上昇率が5%以上だった年は22回あり、10%以上となった年は15回あります。
11月末までに5%以上上昇した年は、その12月が更に上昇した年は18回、10%以上上昇した年では13回でした。

つまり11月末までに株価が上昇傾向にある年は、年末にかけてその流れを引き継ぐことが多いと言えます。

また11月末までに騰落率がマイナスだった年でも、12月末までにはその下落幅を縮めることが多いようです。11月末が前年末比でマイナスだった年は9回ありました。しかし、そのうちの6回は下落幅を縮めるか、むしろプラスに転じさせています。下落幅を拡大させた年は、ITバブルが崩壊した2002年、リーマンショックの2008年、チャイナショックの2015年の3回だけです。

そもそも12月というは、株価が上昇しやすい月です。
下のグラフは、ダウ平均株価が前月末比で上昇したか、下落したかを月別でまとめた回数になります(35年間分)。
月別騰落率回数

グラフを見ても分かるように、12月は24回が上昇、10回が下落となっています。これだけを見ても、今年の12月も上昇になる可能性は高いと言えると思います。
ちなみに6、8、9月は上昇と下落が拮抗していて、相場が不安定な月のようですね。

では仮に12月も上昇するとしたら、いくらくらいまでか?
過去34年間の12月の騰落率平均は1.56%上昇です。21日の終値27,766ドルをベースにするなら、28,200ドル前後まで上がっても不思議ではありません。また12月上昇した24回の平均騰落率は3.09%でした。これをベースにすると、28,600ドル前後まで上昇する計算になります。


過去のデータは2019年12月も株価がさらに上昇する可能性を示唆してくれています。政治情勢など不安材料はありますが、ここは相場の流れに乗った方が賢明かもしれませんよ。


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