こんにちは。時短父さんです。

日本たばこ産業(JT)は、10月の国内紙巻きたばこの販売実績を発表しました。内容はまちまちでした。


販売数量は58億本で、前年同月比18.4%増加しました。10月は大幅増加しましたが、前月比では14.7%の減少となりました。消費増税前の駆け込み需要は少なかったものの、反動減となったようです。
紙巻販売数量推移(月次速報)2019年10月

1月からの累計本数は632億本で、前年同期比8.5%減少しています。前月時点では、同10.5%減少でしたので、少し盛り返しました。とはいっても、下のグラフの通り、年々販売数量が減少しているのは明らかですね。
紙巻販売数量推移(累計)2019年10月


紙巻きたばこの売上収益は365億円で、前年同月比18.5%増加しました。こちらも大幅増加となりましたが、販売数量と同様に前月比では17.4%減少しました。
紙巻売上収益推移(月次速報)2019年10月

1月からの累計の売上収益は4,064億円で、前年同期比1.8%減少しています。こちらも前月時点では、同3.4%減少でしたので、減少幅を縮小させています。
紙巻売上収益推移(累計)2019年10月
売上収益の減少幅が、販売数量のそれより小さいのは、販売単価を引き上げたことによるものと推測できます。

販売数量の減少に伴い、10月単月シェアは2ヶ月ぶりに60%を割り込み、58.6%となりました。過去5年間では2番目に低い水準です。
紙巻シェア推移(月次速報)2019年10月

10月の販売数量と売上収益は、前年同月比では大幅増加となったものの、前月比ではともに減少するという結果になりました。シェアも落ち込んでおり、全体傾向としては、やはり国内の紙巻たばこに対する逆風は強いと見てよいでしょう。

国内の状況は楽観できないですが、JTの国内たばこ事業の売上は全体の3割弱に留まっています。主な稼ぎ頭は海外たばこ事業で、比率は6割以上です。国内たばこ事業の3割のなかには、加熱式たばこの売上も含まれています。従って、国内の紙巻たばこが減少傾向にあるからといって、必ずしもJT全体に大打撃を与えるほどではないと思います。
JT 3Qセグメント別売上収益

確かにじわりじわりと効いてくる可能性はありますが、加熱式たばこの伸長と海外事業の拡大、医薬と加工食品の効率的な事業運営により、トータルでは国内紙巻たばこの減少分を相殺できると考えています。

JTの株価は長期的な下り坂を抜け出したかのように見えます。しかし、その回復はまだまだ十分とはいえません。株価の回復には長い時間が掛かるでしょうが、JTへの期待は安定した配当です。配当利回りやPERは割安な水準ですから、買い増しを検討しても良い時期に来ているのかもしれません。

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