こんにちは。時短父さんです。

10月31日に第3四半期の決算発表をしてから2週間以上(間もなく3週間)、クラフト・ハインツ(KHC)からの便りがありません。「便り」といっても、もちろん個人的なやり取りがあるわけでもありません。クラフト・ハインツからの投資家関連のニュースや規制当局への提出書類の掲載が、同社のIRサイト上で更新されていないのです。
※IRサイト外の「Press Releases」は11月15日に更新されました。

【Investor Relations内のニュース】
CompanyNews

【Investor Relations内のSEC Filings】

SEC Filings


そんなことブログで記事にするなよ!と、ご批判頂きそうですが、結構真面目に捉えています。

クラフト・ハインツのIRサイト内のCompany NewsやSEC Filingsを振り返ると、過去1年間では平均して2日~3日置きに更新されていました。最長でも13日間でした。

【IR更新リスト】
IR更新リスト


それが今日で20日間。間もなく3週間に迫ろうとしています。


きっと何かある。


いや、逆ですね。何もないから更新されないのです。

私はこの状況を2つの側面から捉えています。

一つは投資ブロガーとして。もう一つは、投資家として。

投資ブロガーからすれば、サイトの更新がないのは困りものです。何故なら、企業のプレスリリースや提出書類関係は記事のネタになるからです。これまでどれだけ世話になったことか。まぁ、「更新がないこと」すら記事にしてしまうのですから、どちらでもいいのですが(笑)


本題は投資家としてです。
投資先企業のIRサイトの更新がないことは、良いように捉えるなら、ノーマルなオペレーション状態だと推測できます。特に差し当たって問題なく業務遂行できている、と信じたい。

一年前にクラフト・ハインツの業績悪化が表面化し、取引慣行に関わる不正が発覚して以来、同社IRサイトは著しく忙しい状態でした。年次報告書の発表延期、決算発表延期、CEO交代、社債募集・消却、元CFO呼び戻し、取締役による自社株取得、株主3Gキャピタルによる株式の一部売却などなど。

問題があるから、その対処のために施策を講じ、ステークホルダーに知らせるために、ニュースを出す。そして当局へ書類を提出するのでしょう。そう考えるなら、現在の「便りがない」状況は、投資家にとってはむしろ朗報なのかもしれません。

同社株を持ち続けると決めた株主なら、IRの更新がどうのとか言うより、どーんと構えていないといけないですかね。

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