こんにちは。時短父さんです。

14日のニューヨーク市場では、米食品大手のクラフト・ハインツ株(KHC)が久しぶりに急落しました。その下落幅は6%超(約2ドル分)。終値としては過去6番目あたりの下落率で、今年8月に8.5%下落して以来の水準です。

ここ最近少しずつですが、株価が上向いていただけに何が起きたのか!と思いました。第3四半期の決算は業績の回復を期待させる内容でしたし、特別に悪材料の発表があったわけでもありません。一体この株価を引き下げた正体は何なんだ。
【KHC】Stock Chart

特段悪材料もないなかでの株価急落。

考えられる理由が一つだけありました。

権利落日

そう11月14日は、四半期配当の権利落日だったのです。

【KHC】Historical Dividends
権利落日(Ex-Date)というのは、配当の受け取りなどの株主価値を持たない日のことです。配当を受け取りたければ、権利落日よりも前に株式を保有していなければなりません。

ちなみに「Declared」は発表日(宣言日)で、「Record」はその日に株主名簿に載っている株主に配当をあげますよ、という日です。「Payable」は支払日のことです。

一般論として、株価は権利落日前までに上昇して、そこを過ぎると下落します。投資家の多くは、配当をもらいたいからです。配当を受け取る権利を得たら、売ってしまう投資家が多いと株価が下落します。

この傾向は、日本株ではよく見られます。

米国株投資を1年半ほどやっていて、クラフト・ハインツに限らず何度も権利落日を迎えているわけですが、ここまで株価が下落した経験はありません。多くの米国株は、四半期に一度配当を払っているので、多くて半年に一度の日本株に比べて、権利落日を跨いでも株価の変動は限定的なはずです。

しかも理論的には、権利落ちが原因で株価が下がるなら、配当分だけでいいはずです。クラフト・ハインツの四半期配当は0.4ドル。年間でも1.6ドルです。2ドルの下げは大き過ぎます。

今回のクラフト・ハインツの株価下落は何を意味するのか?

一つには、当面の利益確定があったかもしれません。8月につけた最安値圏(25ドル)で買っていれば、この辺で売ってしまい、利益を確定させたい衝動に駆れるでしょう。含み損の私にはそんな気分になれませんが(笑)

もう一つは、配当狙いだけで将来的な業績回復への期待をしていない投資家による売りがあった可能性もありますね。第3四半期の決算では、売上高は減少したものの、各利益は増加しました。それでもケチャップやチーズでは、業績の回復は難しいと見通した投資家がいたのでしょう。

どうでしたか?
14日のクラフト・ハインツの株価急落の背景を解説してみました。恐らくこういうことだったのだと思います。いつも「権利落日」を迎える銘柄紹介をしている割には、自分の保有する銘柄で株価急落が起きるとは想像もしていませんでした。とはいっても、こんなことでは売りませんよ。配当も大事ですが、私としてはケチャップ・チーズのビジネス(実際はもっと他のビジネスもあります)は好きですし、まだまだ行けると信じています。


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