こんにちは。時短父さんです。

キュービトロンⅡ

米複合企業のスリーエム(MMM)は、同社とそのグループ企業が、知的財産権の侵害を巡ってドイツ企業のアブレーシブ・インダストリーなどを相手取って起こしていた裁判で和解したことを発表しました。これらの裁判はドイツやスイスの裁判所で争われていました。

この裁判では、スリーエムが保有する「キュービトロンⅡ」と呼ばれる研磨用機器に関する技術を巡るものでした。和解の内容については公表されていません。

スリーエム社のサイトによると、「セラミック技術とマイクロレプリケーション技術、そして数十年におよぶ研磨材の研究成果を組み合わせることで3Mは全く新しい研磨材、3M™ キュービトロン™ Ⅱ 製品を生み出し」たんだそうです。
キュービトロンⅡ 切断砥石

秘密は独自の精密成型砥粒にあります。
「三角形に成型された砥粒が微細に欠けていく事で常にエッジがシャープになり、弊社従来品に比べ高い研削力が発揮され」「砥粒が徐々に破砕し新しい刃が出てくる自生作用によって、長寿命を実現」できるとのこと。

研磨用機器なんて普段の生活ではほとんど関わりのない機器なのでイメージ付きにくいかもしれないですね。分かりやすく言うなら、サンドペーパーで磨いても磨いても、常に新しい砥粒(つぶつぶ)をサンドペーパー自身が生み出すようなもの。磨き心地が変わらないのはストレスフリーですし、作業効率も良くなるでしょうね。

何となくその凄さをイメージできてしまいますね。

またスリーエムのキュービトロンⅡは、「鉄、ステンレス鋼、合金鋼そして鉄鋼にも対応できる高い切断性能を備えて」いて、「長寿命を実現し、コスト削減に貢献」し、「従来品よりも切断スピードが速く、快適な作業を実現」してくれるみたいです。

これが本当なら画期的でしょうし、競合他社が真似したくなる気持ちも分からなくはありません。私自身は使ったことがないので、残念ながら実感としては分かりませんが。

今回の裁判和解の発表を受けて、改めてスリーエムの製品の一つを調べてみましたが、それがいかに優れているかを思い知らされました。

個別株に投資するなら、その会社のビジネスを(程度の差こそあれ)理解する必要があります。スリーエムは製造業なので、その製品です。さすがに全ては無理ですが、代表的な製品(文具とか)やこういう話題になった製品を一つずつ理解していくことは大切ですね。

本来なら、投資する前に確認すべきことなのかもしれません。お恥ずかしながら、それを怠っていたので、今更ながら勉強しています。今回は同社製品の優れた点を知る機会となり、安心しました。


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