こんにちは。時短父さんです。
昨日お届けしたアメリカン・ステーツ・ウォーターに引き続き、今日も「配当王」の銘柄紹介です。今回は連続増配年数63年を誇るノースウェスト・ナチュラル・ホールディングス(NWN)です。

ノースウェスト・ナチュラル・ホールディングス(以下、NWナチュラル社)は、米国オレゴン州を本拠地とした公益会社です。傘下には、主にガス事業と水道事業を行う事業会社があり、これらはオレゴン州で160年以上事業をしている伝統的な会社です。
NWナチュラル社はオレゴン州とワシントン州の南部においておよそ250万人の顧客を抱えており、契約している計器類は75万に上ります。

オレゴン州の最大都市はポートランドですね。そういえば、全米で住みたい街ランキングで堂々1位になったのは、そのポートランドだった気がします。オレゴン州の人口は約414万人、ポートランドのそれは約64万人で、それぞれ年々増加傾向にあります。
さて、そんな事業環境のなかでNWナチュラル社の業績や配当状況などを見ていきたいと思います。

2018年の売上高は7.0億ドル、営業利益は1.3億ドル、純利益は0.6億ドルでした。希薄化EPSは2.24ドルでした。
過去10年間の売上高は伸び悩んでいますね。各利益もほとんど増えていません。2017年は一部事業の減損処理が響いて最終赤字に転落しています。
業績関係だけ見ていると、つまらない会社です。
ただ、こと配当に関してはかなり面白い会社です。1990年からの配当推移を以下に示しました。

非常にきれいな、というか滑らかな曲線を描いていますね。2001年頃までは増配はわずかでしたが、その後2012年頃まで上昇カーブが急になっているのが分かります。現在まではまた落ち着いています。

2009年からの増配率は下落傾向となって、直近ではなんと0.5%・・・2009年は5%もあったのに。
増配率が低いなら、内部留保が大きい(配当性向が低い)のかと思いきや、違いました。

配当性向も80~90%とかなりお高めに。利益のほとんどを配当に回しちゃっています。2017年はEPSがマイナスなので、V字になってしまっています。増配率は低いのに、配当性向は高いってどういうことでしょうね?増配率に利益の伸びが付いてこられない状況なのでしょうか。
いずれにしても配当性向が高いのは、配当重視の投資をするうえでは気にしなければならない要素ですので、要注意です。
次に過去10年間のキャッシュフローの推移です。

営業CFはまずまずの安定感があります。昨日紹介したAWRよりは安定的に推移していますね。ただし、こちらも投資CFが多いです。ガスや水道を扱う事業をしているので、設備投資は欠かせません。会社にとってのライフラインでもあります。これらを常に更新しなければならないので、お金は掛かりますね。
10年間でフリーCFが5回もマイナスに転落していて、投資が嵩んでいるとしか言えません。これはちょっといただけません。
営業CFマージンは20~30%の間で推移しているので、悪くはありませんが、2年連続で悪化しているのが気になります。2019年がどうなるか注目したいところです。
最後にNWナチュラル社の過去10年間の株価と配当利回りの推移です。

株価は、2016年の初めころまでは40~50ドルのレンジで推移していました。その後、50ドルの壁を突破して、現在は65~70ドル近辺で推移しています。
配当利回りは、逆相関の関係となっているのがわかると思います。NWナチュラル社は連続増配株で配当王でもありますが、先に示したように増配率がやたらに低いことが影響していると思います。配当がほぼ固定された状態なので、株価にその利回りを左右されやいです。
過去10年間で配当利回りが1番高い時で4.4%。現在は2.9~3.0%です。
ここまでのところを纏めると、オレゴン州という住環境の良く、人気のある都市を抱えている土地柄で事業をしているので、事業環境という面では良いと思います。比較的安定した営業CFと1株利益があるので、配当も継続して出せています。配当利回りも悪くありません。ただし、投資CFが多いこと、配当性向が高いことを十分に考慮して投資に臨む必要があると思います。
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昨日お届けしたアメリカン・ステーツ・ウォーターに引き続き、今日も「配当王」の銘柄紹介です。今回は連続増配年数63年を誇るノースウェスト・ナチュラル・ホールディングス(NWN)です。

ノースウェスト・ナチュラル・ホールディングス(以下、NWナチュラル社)は、米国オレゴン州を本拠地とした公益会社です。傘下には、主にガス事業と水道事業を行う事業会社があり、これらはオレゴン州で160年以上事業をしている伝統的な会社です。
NWナチュラル社はオレゴン州とワシントン州の南部においておよそ250万人の顧客を抱えており、契約している計器類は75万に上ります。

オレゴン州の最大都市はポートランドですね。そういえば、全米で住みたい街ランキングで堂々1位になったのは、そのポートランドだった気がします。オレゴン州の人口は約414万人、ポートランドのそれは約64万人で、それぞれ年々増加傾向にあります。
さて、そんな事業環境のなかでNWナチュラル社の業績や配当状況などを見ていきたいと思います。

2018年の売上高は7.0億ドル、営業利益は1.3億ドル、純利益は0.6億ドルでした。希薄化EPSは2.24ドルでした。
過去10年間の売上高は伸び悩んでいますね。各利益もほとんど増えていません。2017年は一部事業の減損処理が響いて最終赤字に転落しています。
業績関係だけ見ていると、つまらない会社です。
ただ、こと配当に関してはかなり面白い会社です。1990年からの配当推移を以下に示しました。

非常にきれいな、というか滑らかな曲線を描いていますね。2001年頃までは増配はわずかでしたが、その後2012年頃まで上昇カーブが急になっているのが分かります。現在まではまた落ち着いています。

2009年からの増配率は下落傾向となって、直近ではなんと0.5%・・・2009年は5%もあったのに。
増配率が低いなら、内部留保が大きい(配当性向が低い)のかと思いきや、違いました。

配当性向も80~90%とかなりお高めに。利益のほとんどを配当に回しちゃっています。2017年はEPSがマイナスなので、V字になってしまっています。増配率は低いのに、配当性向は高いってどういうことでしょうね?増配率に利益の伸びが付いてこられない状況なのでしょうか。
いずれにしても配当性向が高いのは、配当重視の投資をするうえでは気にしなければならない要素ですので、要注意です。
次に過去10年間のキャッシュフローの推移です。

営業CFはまずまずの安定感があります。昨日紹介したAWRよりは安定的に推移していますね。ただし、こちらも投資CFが多いです。ガスや水道を扱う事業をしているので、設備投資は欠かせません。会社にとってのライフラインでもあります。これらを常に更新しなければならないので、お金は掛かりますね。
10年間でフリーCFが5回もマイナスに転落していて、投資が嵩んでいるとしか言えません。これはちょっといただけません。
営業CFマージンは20~30%の間で推移しているので、悪くはありませんが、2年連続で悪化しているのが気になります。2019年がどうなるか注目したいところです。
最後にNWナチュラル社の過去10年間の株価と配当利回りの推移です。

株価は、2016年の初めころまでは40~50ドルのレンジで推移していました。その後、50ドルの壁を突破して、現在は65~70ドル近辺で推移しています。
配当利回りは、逆相関の関係となっているのがわかると思います。NWナチュラル社は連続増配株で配当王でもありますが、先に示したように増配率がやたらに低いことが影響していると思います。配当がほぼ固定された状態なので、株価にその利回りを左右されやいです。
過去10年間で配当利回りが1番高い時で4.4%。現在は2.9~3.0%です。
ここまでのところを纏めると、オレゴン州という住環境の良く、人気のある都市を抱えている土地柄で事業をしているので、事業環境という面では良いと思います。比較的安定した営業CFと1株利益があるので、配当も継続して出せています。配当利回りも悪くありません。ただし、投資CFが多いこと、配当性向が高いことを十分に考慮して投資に臨む必要があると思います。
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