こんにちは。時短父さんです。

日本たばこ産業(JT)が創薬して、連結子会社の鳥居薬品が開発していたアトピー性皮膚炎に対する新薬が、10月25日の厚生労働省の薬食審医薬品部会で審議され、承認が了承されました。現時点では、両社ともまだプレスリリースはしていません。

こちらの新薬はアトピー性皮膚炎に用いる初のJAK阻害コレクチウム軟膏で、一般名をデルゴシチニブと言います。新薬は細胞内の免疫活性化シグナル伝達を担うJAKの働きを阻害し、免疫反応の過剰な活性化を抑制することで、アレルギー性疾患を改善するとされます。

アトピー性皮膚炎の患者は全国に45万人以上いると言われていて、新薬承認による旺盛な需要に応えられるか期待できます。また現時点では、海外で同様の薬品が承認されている国や地域はなく、日本での承認により海外への拡大も期待できます。

新薬承認を受けて、開発主体である鳥居薬品の株価は急上昇(3.7%高)しました。

株価チャート(2019年10月30日)

同社の業績はあまりパッとしない状態が続いているので、起爆剤としたいところです。
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JTの医薬事業のうち、開発の最終段階(PHASE3)を通過して承認後申請していたは今回のコレクチウム軟膏のみでした。仮にこれが承認されていなかった場合、医薬事業の全社業績への寄与は限定的にならざるを得なかったでしょう。医薬事業の全社売上高に占める割合は約4%に過ぎません。
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しかし、主力のたばこ事業(とりわけ国内の紙巻きたばこ)の不振が続くなかでは、少しでも収益源を増やしておきたいところです。

また同事業の営業利益率は13%台(2019年2Q)で、JT全社26%(同)に比べて見劣りしています。医薬関連はどうしても研究開発費用が多くなりがちでしょうが、なんとしても医薬事業の稼ぎ頭を育てて、効率良く収益を上げられる体質にしなければなりません。

本日15時にJTの決算発表があります。国内たばこが苦戦を強いられるていて、前年実績割れはある程度覚悟しています。前年実績割れの幅を小さくできるか、あわよくば横ばい程度に収まれば、株価が勢いを取り戻すには十分でしょう。

新薬承認がただちに業績に反映されることはなくとも、良い株価材料として、決算発表と併せて買われる可能性はあります。新薬が業績に貢献してくるのは、まだまだ先のことでしょうが、新薬に対する十分な需要があることを考えるとJTホルダーは持株を手放せませんね。

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