こんにちは。時短父さんです。

米通信ベライゾン・コミュニケーションズ(VZ)は、2019年第3四半期の決算を発表しました。内容は良かったです。

売上高は328.9億ドルで、前年同期比0.9%増加しました。市場予想327.5億ドルを上回りました。

営業利益は81.8億ドルで、同6.6%増加しました。
 
純利益は53.3億ドルで、同5.4%増加しました。

希薄化EPSは1.25ドルで、前年同期の1.19ドルから5.0%増加しました。一時項目を除く調整後EPSも1.25ドルでした(前年同期は1.22ドル)。市場予想は1.24ドルでわずかに上回りました。

3Q業績推移

部門別では、Consumer部門の売上高が前年同期比1.4%増加、営業利益も同3.8%増加しました。営業利益率は33.0%で、2.4%ポイント上昇しました。月額契約者が増加したことなどが売上高増加に寄与しました。

Business部門の売上高は前年同期比0.1%減少、営業利益は同15.3%減少しました。営業利益率は12.4%で、15.3%ポイント下落しました。こちらも月額契約者が増加しましたが、販売管理費やワイヤレス設備費も増加したことが影響しました。

Media部門は前年同期比2%の減収となりました。


キャッシュフローに目立った変化はありません。安定してキャッシュを稼いでおり、過大な投資もありません。営業CFマージンも27.5%と高位を維持しています。
3QCF推移

通期の見通しに変更はありませんでした。
売上高も、EPSも前年比1桁台前半の成長の見込みとなっています。
5G関連の投資で170億ドル~180億ドルを支出することになっています。現時点では123億ドルなので、4Qは追加で40億ドル~50億ドルといったところでしょうか。

決算の発表を受けて株価は一時大きく下落する場面もありましたが、終値としては前日比0.34%の下落に留まりました。
【VZ】株価チャート(2019年10月25日)
売上高や利益は予想を上回ったものの、その幅がわずかだったからでしょうか。すでに織り込んでいたんですね。また通期見通しに変化がなかったことも影響していると思います。

通信会社はどうしても設備投資にお金が掛かります。しかしながら、それを補って余りあるキャッシュが入ってくることが強みです。ベライゾンは5Gの技術とその商用化で先を行っています。誰もがスマホを持ち、社会のIoT化が進むことを考えるならば、ポートフォリオに入れておくのは、必然のような気がします。

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