こんにちは。時短父さんです。

米複合企業のスリーエム(MMM)が2019年第四半期の決算を発表しました。内容はまちまちでした。

売上高は79.9億ドルで、前年同期比2.0%減少しました。アジア太平洋地域の減収が響いており、市場予想を下回りました。

営業利益は20.1億ドルで、同0.2%減少しました。販売管理費が減少したことで、売上高の減少幅ほどの落ち込みはありませんでした。

純利益は15.8億ドルで、同2.6%増加しました。

希薄化EPSは2.75ドルで、前年同期2.58ドルから6.6%(0.17ドル)増加しました。こちらはガス・炎検知器事業の売却益が0.14ドル含まれていますので、実質的には1.2%(0.03ドル)の増加に留まりました。
3Q業績推移


地域別では、アジア太平洋地域の売上高は現地通貨ベースで4.4%の減少(報告ベースでは5.0%減少)となり、全体の足を引っ張っています。また米国内も同1.1%減少(同0.8%増加)、中東・欧州は同2.0%増加(同4.1%減少)となりました。
一方、中南米・カナダは好調で、下支えしました。

セグメント別の業績は以下の通りです。
3Qセグメント別売上高

3Qセグメント別利益

安全・産業部門の売上高は28.4億ドルで前年同期比5.7%減少しました。ドル高による影響が1.6%分含まれています。ガス・炎検知器事業の売却も一部影響しました。同部門の営業利益は7.6億ドルで、同9.8%増加しました。1.1億ドル分は事業売却によるものです。

交通・エレクトロニクス部門の売上高は25億ドルで、同4.4%減少しました。こちらもドル高の影響が1.0%分含まれています。中南米・カナダなどがけん引し、先進素材や交通安全事業が伸びた一方で、航空宇宙やエレクトロニクス事は減少しました。
同部門の営業利益は6.3億ドルで、同13.1%減少しました。

ヘルスケア部門の売上高は17.2億ドルで、同4.7%増加しました。既存売上高としては2.0%の増加でした。医療品メーカーAcelityの取得が売上高増加に寄与しました。
同部門の営業利益は4.6億ドルで、同3.4%減少しました。

消費者部門の売上高は13.2億ドルで、同1.7%増加しました。家庭用品は好調でしたが、文具類・オフィス用品は不調でした。中東・欧州や中南米・カナダが好調でした。
同部門の営業利益は3億ドルで、同2.7%増加しました。

次にキャッシュフローの推移です。
3QCF推移

営業CFは前年同期より増加しました。Acelityの取得などにより投資CFは増加しています。よってフリーCFはプラスを維持したものの、前年同期比では減少しました。気にするほどのことではないと思いますが。
営業CFマージンは19.7%と前年同期から大きく改善しました。


スリーエムは第4四半期(4Q)と通期の業績見通しを発表し、一部下方修正しました。
4QのEPSは2.05~2.15ドルと予想しています。こちらはAcelity取得に伴って0.15ドル程度減少すると見込んでいます。前回発表分では含まれていなかった案件です。既存事業売上高も1~3%の減少と予想しています。

通期のEPSは8.20~8.30ドルとしており、これは従来予想の8.25~8.70ドルから大きく減少しています。事業取得・売却など諸要素を除いたEPSでは、8.99~9.09ドルとしています(従来予想は9.25~9.75ドル)。既存事業売上高も1~1.5%減少すると見込んでいます(従来予想は1~2%減少)。

3Qの業績と見通しの修正を受けて、同社の株価は大きく下落しました。ただし、4月にあった1Qの業績発表時に比べれば、下落幅は小さくなりました。その時は13%も暴落しましたから。
【MMM】6ヵ月チャート(2019年月10月24日)
株かはボックス圏で推移していて、反転攻勢のきっかげをつかめずにいます。事業の特性上、政治的な要因が逆風となっており、業績を後押しすることができずにいます。逆を言えば、政治的な問題が片付けば、業績もついてきます。スリーエムの製品自体や経営マネジメントに問題があるわけではないからです。ただいつそれが片付くか分からないから問題なんですけどね。


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