こんにちは。時短父さんです。

米複合企業の3M(MMM)は11日、医療関連メーカーKCIの子会社であるAcelityの買収を完了したと発表しました。

この買収案件は、事業構造改革の一環として今年5月に発表されていました。
取得費用の詳細は不明ですが、3Mの発表文によると、Acelityの合計価値は67億ドル(7230億円)とのことです。これには同社が抱える負債も含まれています。当初発表されていた額からの変動はありませんでした。
KCI

Acelityは創傷治療分野の世界的なリーディングカンパニーで、先進的な創傷治療や特殊な手術器具に特化しています。

3Mのマイク・ローマンCEOは「革新的な2社が一緒になったことで、患者様にとってより良い結果をもたらし得る包括的な解決方法を提供することが可能になる素晴らしい日だ」、「3Mの顧客や株主にとっても、この取得が価値をもたらすものとなり、3Mを先進的な創傷治療分野においてリーダーになれるだろう」とコメントしています。

3Mはすでに独自の事業ポートフォリオとして、医療分野でも事業を行っています。3Mといえば、テープ類の素材をイメージしますが、医療分野でも同様で、医療用テープ、殺菌用品などを手掛けています。今回、Acelityの買収によって同事業をより強化することになりそうです。

KCIがこれまで保有していたAcelityのビジネスは、9月末までに15億ドルの売上高となっており、同期間の成長率は5%となっています。3Mの昨年の売上高は327億ドルだったので、事業規模4~5%を占めることになります。

3Mは10月24日に第3四半期の決算発表を行う予定で、このAcelity買収についてもより詳しく説明するとしています。
同決算発表への影響として考えてみます。

まずはキャッシュフロー。
投資キャッシュフローが大幅に増加することでしょうか。67億ドルですからね。また3Mの現金は29億ドルしかないので、買収にあたっては借り入れをしているはずなので、数十億ドル規模で財務キャッシュフローも増加しますね。

下は第2四半期時点の6ヵ月間累積のキャッシュフロー推移です。すでにAcelityの買収は進んでいるようで、投資CF増加しているのが分かります。ここがさらに下に突き抜けるかがポイントです(あまり突き抜けないでほしい)。
2QCF推移

財務面では、のれん代が増加し、借入に伴って長期間の負債も増加するでしょう。下は第1四半期時点のバランスシートです。すでにのれん代が総資産の35%を占めていて、ここが厚くなるのですね。頼むから(将来的な)減損だけは避けてほしい・・・
BS

業績面では、Acelityの売上高15億ドルが単純に合算されるとして、問題は1株利益が増加するかですね。利益については、他社を買収したからといって、単純に上積みされないので、予想が難しいです。米中の貿易戦争による影響の方が大きければ、簡単に相殺されてしまう可能性がありますからね。

買収完了の発表を受けてか、週明けの株価は、ダウ平均が小幅下落しているなかで、1.5%上昇ています。
【MMM】6ヵ月チャート(2019年月10月14日)

24日の決算を受けて株価回復なるか、更なる下値を目指してしまうのか、気になるところです。

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