こんにちは。時短父さんです。

7日、NTTドコモ(9437)は9月の自己株式取得状況を発表しました。この自己株式取得は、今年4月の取締役会決議に基づいて行われたものです。取得株式数(上限)は1億2830万株、取得価額(上限)は3000億円です。

同決議に基づき、5月以降同社は自己株式の取得を進めてきました。

発表資料によると、9月の取得株式数は約667万株、取得価額の総額は約186億円となっています。これは1株あたりおよそ2,753円で取得したことが分かります。

下に5月以降の取得数と1株あたりの価額の推移を載せています。
NTTドコモ 自社株買い推移(2019年度)

前月と比べてみると、取得数では42%減少、取得額でも39%の減少となっています。それとは逆に取得単価は5%増加しています。明らかに取得ペースの鈍化が見られますね。

これはNTTドコモの株価が上昇しているからだけでなく、上昇のペースも上がってきているからだと思います。下に株価チャートを載せました。
NTTドコモ 1年チャート(2019年10月8日)
8月に比べて、9月は→の角度がより上向きなのが分かると思います。まぁ、これは株主にとってみれば、嬉しいことではありますね。

年間で自社株買いに使える予算(3,000億円)も決まっていますし、株価を気にせず淡々と取得、とまではさすがに行かないのかもしれません。またどこかで株価が下がったタイミングで(株主としては嫌ですが)、買い付ける余力も残しておかないといけませんしね。

累積では4,771万株の取得が終わっていて、率にすると37.2%(前月は31.9%)にあたります。金額ベースでは、1,227億円なので40.9%です。
NTTドコモ 自社株買い進捗率(2019年度)

まだ期限まであと半年以上あるので、分かりませんが、仮に上限まで数量を確保できない場合は、報告ベースの1株利益が想定より減少することが予想されます。本来ならば、本業の成績によって利益が増加してほしいところですが。


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